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文学:Joyce, Nabokov・・・
105
:
stzz
:2008/01/31(木) 03:12:20
14 Oxen of the Sun
http://park8.wakwak.com/~w22/469.htm
原文では、古代英語から現代英語までの英語散文文体史の変遷を、継ぎ目なく次々にパロディすることで、川が流れるがごとく表現しているところなんでしょ。そこを日本語文体史のパロディにしっかり変えてるなんて、かっこいいよね。ホント、すんなり理解できたら、どれほど楽しめることか。私もトホホ。
どう翻訳されてるかというと、<古代英語>の部分は「古事記」風の文体、「アーサー王の死」で有名な<マロリー>は「源氏物語」などの王朝物語風に、エリザベス朝散文は「平家物語」風文体、「ロビンソン=クルーソー」などで写実小説を開拓した<デフォー>は井原西鶴、「英国史」で有名な<マコーリー>は夏目漱石、言わずと知れた大衆文学の祖<ディケンズ>は菊池寛、唯美主義の<ペイター>は谷崎潤一郎風の文体に。
説明だけ読むと、わ〜、ピッタリかも、と思うよね。これを実際読んだらどうなったかというと、この14章の14ページから101ページまで、ほとんど丸々なにが書いてあるか理解できないまま終わってしまった(笑)
最初見たときは、お、「古事記」や源氏、平家の文体は無理でも、夏目漱石あたりからは読んでるんだし、わかってくるはずだわ、と思ったけど、そうでもなかった。
そうそう、私たちが読んだのは、あくまでもわかりやすい現代語に文章を直した小説であって、作家が書いたそのままではないもんね。おまけに前のほうがわかってないから、途中から多少、書いてあることが読みとれるようになっても、内容まできっちりとは把握できない。ここが第三難関にして、最大の難関だったわ。とうとう日本語ともサヨウナラ(笑)
「蓋(けだ)し国運勢数を論ぜんにもし夫れ繁殖の継続なかりせば」なんて文章が長々と続いてる時点で脳が死んでたかも(笑)
だったら、「後(のち)には茨草は時の十字架に薔薇(さうび)と咲き薫(かを)る。」なんて、日本語って美しいなあ、と思わせてくれたじゃない。意味わからないけど(笑)
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