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ノーベル賞  「作家」 大江健三郎_

64名無しさん:2007/12/02(日) 10:57:40
【高山正之の異見自在】 [2000年10月28日東京夕刊]

先日の朝日新聞の夕刊文化面に大江健三郎の紙上「往復書簡」が載っていた。この人の文章は、
ノーベル文学賞作家という肩書を割り引いても分かりにくい。何を言っているのかさっぱりだが、一
応、筋道というか、言いたいらしいことが二度か三度読むとぼんやりながら浮かんでくる。

この人の文章が入学試験やテストなどによく引用されるのは、一読さっぱり意味不明というところが
評価され、ついでに彼の天皇制批判、戦後民主主義万歳の主張が共産党系の多い学校関係者に
ウケるからだろうと推測される。

でも、そんな文章をあてがわれる生徒たちには拷問といわないまでも、つらい仕打ちになる。生徒は
一読してまず思う。

「ボクは日本語を話せ、理解できると思っていた。それは間違いだったのだろうか」と。いや、そんなは
ずはないと再読する。さっぱり。もしかして暗号かなと思って逆から読む。少しは日本語らしくなるが、
意味はやはり不明のまま。 やがて苦悩の底から疑念がわいてくる。ノーベル賞作家の書いた日本語
が分からないのはボクは実は日本人ではなかったのか。

かくて多くの生徒がうつろな目で立ち上がり、ふらふらと、ときには絶叫して教室を飛び出し、再び帰っ
てこなくなる。不登校や非行化は、もしかしたら彼にも責任の一端があるかもしれない。この「往復書
簡」も突然走り出してビルの屋上から飛び降りたい衝動にかられるのがコワくて見ないふりをするつも
りだったが、あて先が「アマーティア・セン」になっていた。ノーベル経済学賞を受賞したインド人学者だ。

英国植民地下のベンガルに生まれ、あの第二次大戦時の大飢饉を経験した苦労人で、欧米の経済
理論に反発し、アジアの発展と可能性を強く主張してきた。とくに日本の経済発展を高く評価し、欧米
諸国が"あれはわれわれの単なる模倣"と見下すのを厳しく批判し、「欧米より進んだアジア独特の経
済システムの牽引車になった」と昨年、シンガポールで講演している。

この講演の内容をもう少し引用すると、日本が示した模範は何より人的資源の開発、つまり教育にあ
ったという。(中略)


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