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本の雑談__

33名無しさん:2004/07/31(土) 06:42
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_rev.cgi/40bd0d7f8ad250103f7f?aid=&bibid=02128404&volno=0000&revid=0000060863
「 カルロス・カスタネダ 」 (ちくま学芸文庫)
著者: 島田 裕巳著  \1,575 (本体: \1,500) 発行年月:2002.2

オウムで懲りてないのか!
山形浩生  2002/02/24
カスタネダがインチキであることは、かなり昔から明らかになっており、その著書の多くがかれの創作であること、かれの経歴も詐称であること、かれの師という「ドンファン・マトス」なる人物も実在しないことは、もうずいぶん前からほぼ確実になっています。これについては最近の皆神他「新トンデモ 超常現象56の真相」などに手軽なまとめが載っています。

それだけに、この期に及んでまさかこんなビリーバー本が出るとは思っていませんでした。「ドンファンは実在する!」と主張、その根拠は「一人でここまでのものを創作できるとはとても思えない」という情けないもの。カスタネダの主張や発言は、なんでもひいきめに解釈。典型的なビリーバー論理がひ たすらたれ流されます。

島田はオウム真理教擁護で大学を追われ、そしてそれを反省して総括した本なども出しており、こういうカルトと教祖の手口については多少は理解できているものと思っていたし、理解はしないまでも多少の警戒はできているものと期待していましたが、まったくクスリが効いていないようです。


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