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龍大生へ

264最後の連合艦隊旗艦大淀:2018/03/23(金) 10:50:47
軽巡であることで航続距離もかなり長くなり、いざアメリカ軍と一戦交えようと構えていたのですが、
その時にはすでに思い描いていた「潜水艦が前線に出向いて邀撃」という戦術は過去のものとなり、
大淀に課せられた使命も無くなってしまい、実際の運用面においては
「無駄な水上機ばかり搭載する軽巡」という位置づけでしかなかったのです。

実際、ミッドウェー海戦後の空母不足に際し、大淀も空母改造の対象艦艇として選定されています。
ですが、改造に要する時間がかなりのものとなることが見込まれたため、
この時は建造中であった巡洋艦「伊吹」を空母として建造することにして、
大淀は改造をまのがれています。

 そんな大淀に新しい価値が見いだされたのが、なんと
「連合艦隊旗艦」という価値だったのです。

もともと水上機格納庫が存在しており、それがそのまま連合艦隊司令部として用いることができるという見込みと、
潜水艦との通信のためにレーダーを搭載済みであったことが、
大淀を連合艦隊旗艦とすることになった要因だったのです。

そして大淀は昭和19年3月に水上機格納庫を改装し、司令部施設とし、
格納庫を三段に仕切って、幕僚寝室や作戦室などの司令部機能を付加して、
連合艦隊旗艦として横須賀港に停泊することとなったのです。

 その後、マリアナ沖海戦においてはそのまま横須賀港に停泊し、連合艦隊司令長官他連合艦隊司令部が
大淀艦内の司令部にて指揮をとりましたが、結果は燦燦たるもので、入ってくる情報も非常に悲しく、
大淀内の司令部は沈黙に包まれたと言われています。
 でも、この時になぜ戦場に赴かなかったのでしょう。
そもそも、艦隊旗艦として専門に建造された艦ではなかったことで、
「やっぱり防御力もないし戦闘力もないから戦場に出すのは危険」だという判断
が生じたことは否めません。


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