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「集合・位相入門」輪読会

869裏画像収集家 </b><font color=#FF0000>(ggGgggQQ)</font><b>:2004/12/01(水) 01:07
次にMをAの1つの空でない部分集合とする。
a∈Aについて∀x∈M, x≦aが成り立つとき、aをMのAにおける上界という。
aがMの上界ならばそれ以上のAの元はすべてMの上界である
Mの上界が少なくとも1つ存在するとき、MはAにおいて上に有界であると言う。
下界、下に有界も同様に定義される。
Mが上にも下にも有界であるときMは単に有界であるという。

MのAにおける上界全部の集合、下界全部の集合をそれぞれM^*、M_*で表す。
定義より、Mが上に有界⇔M^*≠φ、Mが下に有界⇔M_*≠φ.
Mが上に有界でminM^*が存在するとき、それをMのAにおける最小上界または上限といい、supMで表す。
Mが上に有界であっても必ずしもsupMが存在するとは限らない。(後述)
supMが存在する場合、Mによって一意的に定まる。定義から明らかに
a=supM ⇔ (i) a∈M^*、(ii) a=minM^* ⇔ (i) ∀x∈M, x≦a、(ii) ∀x∈M, x≦a' ⇒ a≦a'.

上に有界であるようなAの空でない部分集合Mについて、次の3つの場合が考えられる。
(a) maxMが存在する。このときsupMも存在してmaxM=supM
(b) maxMは存在しないがsupMは存在する。このときsupM∈M^c
(この書き方は若干苦しいがweb上なので止むを得ない。要はsupMはMの元ではないということ)
(c) supMが存在しない。このときmaxMも存在しない。

上と同様にMが下に有界でmaxM_*が存在するときそれをMのAにおける最大下界または下限といい、infMで表す。




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