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「集合・位相入門」輪読会

791LAR-men </b><font color=#FF0000>(lBLdA0dk)</font><b>:2004/10/23(土) 22:55
fが全射ではないこと、すなわち、fの値域V(f)={f(1),f(2),・・・,f(n),・・・}
がJ全体とは成りえないことの証明である。V(f)の各元を、(上の約束に従って)
無限小数で表したものをそれぞれ
           f(1)=0.a_1^(1)a_2^(1)・・・a_n^(1)・・・
           f(2)=0.a_1^(2)a_2^(2)・・・a_n^(2)・・・
 (**)        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
           f(n)=0.a_1^(n)a_2^(n)・・・a_n^(n)・・・
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とする。そこで、各n∈Nに対して、b_nを
       b_n= 1(a_n(n)が偶数のとき)
          2(a_n(n)が奇数のとき)
によって定め、
               β=0.b_1b_2・・・b_n・・・
とおく。そうすれば、もちろんβも0より大きく1より小さい実数、すなわち
Jの元であるが、どの自然数nに対しても、b_nの定め方によって、βの小数第n位
b_nとf(n)の小数第n位a_n^(n)とは相異なる。したがって、どのn∈Nに対しても
βはf(n)と等しくない。ゆえにβ∈{V(f)}^c。これでV(f)はJ全体とは一致しないことが
示された。(証明終)




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