したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

「集合・位相入門」輪読会

739LAR-men </b><font color=#FF0000>(lBLdA0dk)</font><b>:2004/10/13(水) 02:45
 A) 集合の対等

 集合Aから集合Bへの全単射が(少なくとも1つ)存在するとき、BはA
に対等(equipotent)であるという。このことを以後A〜Bと書く。
 定理1 集合の対等について、次のことが成り立つ。
 (1.1)           A〜A
 (1.2)         A〜B⇒B〜A
 (1.3)        A〜B,B〜C⇒A〜C
 証明 Aの上の恒等写像I_AはAからAへの全単射である。よって(1.1)
が成り立つ。また、AからBへの全単射fが存在すれば、第1章定理4によ
って、その逆写像f^(-1)はBからAへの全単射となる。ゆえに(1.2)が成り
立つ。最後に、AからBへの全単射f,BからCへの全単射gが存在すれば、
第1章定理5によって、それらの合成写像gfはAからCへの全単射となる。
したがって(1.3)も成り立つ。(証明終)
 (1.2)によって、A〜Bであることを"AとBとは(互いに)対等である"のよう
にいい表すこともできる。
 なお、空集合Φは、ただそれ自身のみと対等であるとする。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板