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「集合・位相入門」輪読会

492приезд(☆4) </b><font color=#FF0000>(DTxrDxh6)</font><b>:2004/04/16(金) 03:30
18. Bをn個の元からなる有限集合とする.Bのm個の元からなる部分集合の総数をnCmで表す.
  もちろん(m>nならnCm=0.)0≦m≦nのとき
   nCm=nPm/m!=n(n-1)…(n-m+1)/m!=n!/m!(n-m)!である.
  またΣ[m=0,n]nCm=2^n.Σ[m=0,n](-1)^m*nCm=0.

解答  Bのm個の元からなる部分集合を1つ固定しCと名付ける.CからBへのすべての単射の集合を
   Dとおく.Dの元の総数はnPmである.Dの元を1つ固定しfと名付ける.
   E_f={g|gは値域がV(f)と一致するDの元}とするとEの元はCからV(f)への単射であるから
   E_fの元の総数はmPm.D=∪[f∈D]E_fでf≠f'ならE_f∩E_f'=ΦだからnCm=nPm/mPm.
   17.の結果を使えばnPm/m!=n(n-1)…(n-m+1)/m!.右辺の分母分子に(n-m)!をかければ
   n(n-1)…(n-m+1)/m!=n!/m!(n-m)!.

    上の結果はΣ[m=0,n]nCmがBのすべての部分集合の集合2^Bの元の総数を表している
   ので2^nに等しい.

    n≧1,1≦m≦nとする.n≧1だから∃b∈B.Bのm個の元からなる部分集合は,
   B-{b}の(m-1)個の元からなる部分集合と{b}のユニオンか,B-{b}のm個の元からなる
   部分集合のどちらかであり,そのどちらでもあることはない.したがって
   nCm=(n-1)C(m-1)+(n-1)Cmである.

    nが奇数のときはΣ[k=0,(n-1)/2]nC(2k)=Σ[k=0,(n-1)/2]nC(n-2k)=Σ[k=0,(n-1)/2]nC(2k+1).

    nが偶数のときはΣ[k=0,n/2]nC(2k)=nC0+Σ[k=1,(n-2)/2]nC(2k)+nCn
           =(n-1)C0+Σ[k=1,(n-2)/2]((n-1)C(2k-1)+(n-1)C(2k))+(n-1)C(n-1)
           =Σ[k=0,n-1](n-1)Ck
           =Σ[k=1,n/2]((n-1)C(2k-2)+(n-1)C(2k-1))
           =Σ[k=1,n/2]nC(2k-1).
   いずれにせよΣ[m=0,n](-1)^m*nCm=0.




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