したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

「集合・位相入門」輪読会

2809 </b><font color=#FF0000>(SpxcWT76)</font><b>:2004/03/13(土) 01:02
E) 写像

AからBへ対応Γは、
  (*) Aの任意の元aに対して、Γ(a)はBのただ1つの元jんから成る集合である
とき、特にAからbへの”写像”と言います。
このとき、当然 D(Γ)=A (AからBへの写像の定義域はA)となります。
写像は通常 f, g, F, G, φ, ψ, Φ, Ψ などの文字で表されます。

fをAからBへの写像としたとき、Aのどの元aに対しても、
fによる像 f(a) はBの1つの元bから成る集合 {b} となるわけですが、
この場合は通常、({b}の代わりに)bを、
”fによるaの像”または”aにおけるfの値”などと言い、単に f(a)=b と書きます。
このとき、fはaにbを対応させる、fはaをbに写す、などとも言います。

ex1) 各実数xにx^2+1を対応させれば、RからRへの1つの写像が得られます。
この写像をfと書くことにすれば、当然 f(x)=x^2+1.
# 写像fは、微積分学などでは普通”関数”(くわしくは”1価関数”)と呼ばれます。

ex2) A, B を任意の集合とするとき、Bの元b_0を1つ決めて、
Aの任意の元aに対し φ(a)=b_0 と定めれば、φはAからBへの写像となります。
このような写像を、”(値b_0の)定値写像”と言います。

ex3) Aを任意の集合とするとき、Aの各元aにa自身を対応させれば、
AからAへの1つの写像が得られます。この写像を、
”Aの上の(またはAにおける)恒等写像”と言います。
本書ではこれを記号 I_A で表します。 → I は identify の I?
定義によって、すべての a∈A に対して I_A(a)=a です。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板