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「集合・位相入門」輪読会
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B) 集合の記法
集合の記法は大きく2通りあります。
1つは、元 a, b, c, … により成る集合を
{a, b, c, …}
という記号で表す、「外延的記法」です。
もう1つは、変数xについての条件(または性質)C=C(x)を用いて
{x| C(x)}
という記号で表す、「内包的記法」です。
ところで、ある条件Cを考えた場合、
その条件を満たすものが1つも存在しないといこともあり得ます。
たとえば、”xは x^2+1=0 となる実数である”という条件を
満たすようなものは1つも存在しません。このような場合をも含めて、
{x| C(x)} をいつも集合として取り扱うことができるようにするために、
”元を全く含まない集合=「空集合」”を考えます。
空集合はφという記号で表します(つまりこの場合、{x| C(x)}=φである (註1))。
空集合φは元を1つも含まないから、どのようなものaに対しても
a∉ฺφ
が成立します。なお、外延的記法を用いれば、
φ={ } (註1)
と書くこともできます。
(註1) 集合の相等については以下のレスを参照のこと。
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