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誰が”Logos”を”道=Tao”と訳したか?

1山上の垂訓:2011/02/15(火) 20:30:45
正教会では復活祭のときに各国語でヨハネ伝第一章を朗読します。
日本語(文語)、英語、ギリシャ語、ロシア語、スラブ語、ルーマニア語、グルジア語、etc・・・・こんな経験は他の教派ではできません。
そこが正教会の特徴。

教会では朗読されませんでしたが、ネットで各国語のヨハネ伝、調べてみると、
中国語では、”太初有道ターツーヨータオ”と言うそうなんですね。
中国語の”道=Tao”は、日本語の”道=みち”とは随分ニュアンスが違うようです。
”道教”という宗教もありますし。

私の母校や日本聖公会を建てられた、C.M.ウィリアムズ先生は、
来日前になんと中国の上海にも宣教していたそうなのです。先生は中国語にも通じ、
日常会話のみならず、中国語で説教もできるほどだったそうなので、ウィリアムズ先生
の口から、”太初有道タアツウヨータオ”という言葉が語られたに違いない!
・・・・鳥肌たって来ました。

「日本への宣教前に中国を」というのは、フランシスコ・ザビエルも考えた
ようで、それで日本から中国へ渡ったところで客死したのですね。

2山上の垂訓:2011/02/15(火) 20:31:27
ウィリアムズ先生が中国・上海で”太初有道”という説教をされていたとき、
ヨハネ伝の中国語の聖書がすでにあったのだと思います。
「聖書の翻訳」は功罪両面あって、「読者に自国語で意味がわかる利点」の反面、
「ニュアンスが変わって来てしまって真意から離れてしまう欠点」もあるのですね。

・・・だから聖書翻訳そのものが”罪”だった時代があって、聖書を英語に翻訳した
ジョン・ウィクリフが死後骨を掘り出されて焼かれた。イスラム教では、アル・クアラン
(コーラン)の翻訳は禁じられており、禁じなかったとしても翻訳クアランは解説書に過ぎないという扱いだそうです。

だから聖書の翻訳は難しい。翻訳された聖書を「まごうことなき神のことば」
などと言っている教派は、間違っています。”神のことば”とは、創世記第一章で
神の口から出た、「光あれ!」に続く一連の”ことば=言”であり、
人間の使う”ことば=言葉”とは別物なのであります。そしてその”神のことば=ロゴス”
こそが、肉(サルクス)を取る前の主イエスなのであります。


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