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キリスト教と美・2
24
:
chiara
:2004/02/20(金) 22:52
フランシス様、愛様
改革期に美術品がターゲットになるのはなにもキリスト教絡みだけではありません。
フランス革命、文化大革命の例を取ればよくわかるでしょう。
目に見えるものは、いわば、批判すべきことの本質の記号なのです。
その記号を破壊することで主義を明快に示すことが出来るのですね。
ですから本来妥当しなければならないもののスケープゴードなのです。でなければ人が
抹殺されてしまうのですね。これは剣呑なことになります。また永遠に残るからこそ影響を与える
という効用があるがゆえに抹消しなければならないのですね。
カルヴァンは戦略家としてはかなり賢いと思います。サヴォナローラはその点まだマヌケでした。
カルヴァンに対抗出来るのはパリ大学の同窓であったロヨラでしょうね。
この辺りから実は民衆の声が聞こえるようで聞こえない教会世界へと変質していくのも皮肉ですね。
完全にインテリの宗教となってしまったんですね。
(こうした事例を念頭におくと、トロツキーの考えたことも理解出来るなぁ)
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