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キリスト教と美・2

14chiara:2004/02/20(金) 22:48
説教師としては魅力的でも政治手腕はダメダメだったサヴォナローラは政治において
失態を繰り返します。とはいえこの時代誰が就いていたとしても、状況は難しかったでしょう。
民衆の不満は次第に高まり、その責任をサヴォナローラに求め始めるのです。
こうして結局、最終的にサヴォナローラは火刑になってしまうのですね。
フィレンツェ人は本当に薄情です。マイブームも長続きしないのですね。
(この辺りの構図はムッソリーニを自らの手で処刑したイタリアの現代史も似ていますね)
さてボッティチェッリですが、もうサヴォナローラに心酔しまくって、ヴィーナスの誕生で見せた
美しさは影を潜め、サボナローラの神学をそのまま絵にしたという、エキセントリックな表現のもの
ばっかり描くようになっていました。息苦しいような腺病質の絵で、結局、人気もなくなってしまうのですね。
晩年は苦しい生活を強いられたようです。


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