在日朝鮮人のための北朝鮮講座（１２９）

1：解法者：2004/11/10(水) 21:07: ＞離散家族（９）＜

　そのとき、先生は１２日の夜１０時または１３日の朝５時に来なさい。１３日には帰るので朝５時だと強調しておりました。
　しかし、先生たちの案内人が先生といつも一緒なので、言えないし、１２日の夜は皆さんが我が国を訪問する祝賀祭典がありますし、夜も深まって行くので行くことができませんでした。しかし、（先生が日本に帰った）後で、案内人が先生と一緒に待っていたと言いました。本当にごめんなさい。１３日も朝５時は暗いのです。それで行くのをやめました。
先生はその日の朝も外に出て探しましたか？　本当にごめんなさい。
　私たちは朝の散歩および（故郷の）家に帰るために汽車の時刻を調べるために、また、「平壌駅」で遠くから先生を見送るためにホテルの近くに行きました。そのとき、先生が路の反対側にいる私を見つけて近づいて来ました。これも偶然ということでしょうか？　本当に意外なことでした。先生は「蒼光商店」の隣にいる私たちにチョット待てと言って、ホテルに戻って他の方と一緒に出て来ましたが、案内人が見えませんでした。浅はかな考えで、「××」と「××」がその場を避けました。先生たちが後を追いかけて来たら会おうと思いました。
　私たちは、楽しい顔で先生に会えなかったのです。田舎で育ったため、そんな馬鹿な行動を取りました。理解してください。
　これからは、こんな風にして会いませんので、すみませんでした。
（中略）
　先生を見送った後で、案内人が私に「なぜ、（ホテルに）訪ねて来て御礼を言わなかったのか」と叱られました。
　我が兄弟姉妹が先生に会いたかったのは、先生たちが肉親を探してくれたこと、そして、物質的に助けてくれたことに対して、真心からお礼を差し上げること、妻の（ソウルにいる）兄が正しい道を歩むように伝えて欲しいことをお願いするためです。
　しかしながら、私たちの浅はかな考えで、過ちを犯し、楽しい面会をすることができなかったのはとても残念です。
　道路でチョット会っただけで、こちらが先生から頂いた写真機で、写真一枚も撮ることができず、話もまともにできなかったし、用意して持って行った記念品と手紙も渡すことができなかったのです。こんなことがどこにあるでしょうか。
　私たちの行動に対して先生は不愉快に思うことがあるでしょう。広い心で理解してください。

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