在日朝鮮人のための北朝鮮講座（１２４）

1：解法者：2004/11/04(木) 21:50: ＞離散家族（４）＜

「北朝鮮にいる娘から南朝鮮（韓国）にいる父」への手紙（２）

　（日本からの電話で）お父さんの声を聞きましたら、もっと、お父さんと会いたい気持ちで一杯でした。
　座っても立っても一歩、一歩、歩いても歩くたびに、お父さんの声がしきりに聞こえて来るようで、心が落ち着かなく、涙ばかりです。
　会いたいお父さんと顔を合わすこともできなく、思い切り話もできないといった悲劇がどこにありますか。
　友達と違って私は何でこうならなければなりませんかねぇ。父との血肉の情というものは恐ろしいものなのですね。
　お父さんと一度でも手をつなぐことができたら、明日、死んでもいいでしょう。
　私はいろんなことを考えました。
　今に来て、お父さんが生きているなんてとても信じられません。
　お父さん！　私は今もお父さんのお誕生日を一度も忘れることなく私の子供たちと一緒に覚えています。私の母が私が１９歳のときにお父さんの写真とお誕生日を教えてくれました。そのときから今までこの娘はお父さんの写真を大切に持っています。
　お父さん！　私はこの手紙を書きながらどんなに泣いたかわかりません。
　私にお父さんを探してくれた日本の××先生に私に代わってお礼を言ってください。必ずですよ。
　それから、私に南朝鮮に妹が一人いると聞きましたが、本当に嬉しいですね。お父さん、家族の写真を××先生を通して送ってくださいね。
　お父さん！　寂しく生きている私を少しでも考えるのであれば、祖国統一事業に少しでも力になって統一の広場で家族みんなで会えるように頑張りましょう。
　その日のために、お父さんはどんなときでも身体に気をつけてください。

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