在日朝鮮人のための北朝鮮講座（１０６）

1：解法者：2004/10/07(木) 01:29: ＞北送事業（１２）＜

　当時、どのくらいの＜北朝鮮出身者＞が日本にいたのであろうか。
　これについては、明確ではないが、これに関するものとして、次の「厚生省」の資料がある（末尾のHP参照）。これによると、昭和21年（1946年）２月末日までに、日本にいた朝鮮人で韓国・北朝鮮に帰国した者、約１３４万人、同年３月現在で、帰国希望の者、韓国―６４６，００６人　　北朝鮮―９，７０１人（全体の１．４８％）であったが、実際に帰国した者、韓国―８８，９００人（１３．７６％）　　北朝鮮―３５１人（３．６２％）、で、「ぼんくらおじさん」が提供した次の資料も、日本に＜北朝鮮出身者＞が少なかったということで、参考にしていただきたい。
　１．終戦直後の在日朝鮮人の帰国の推移(1945～1950)
　時期　　　　　　　南朝鮮へ　　　北朝鮮へ
　1945.08-1946.03　 940,438
　1946.04-1946.12　　82,900
　1947　　　　　　　　8,392　　　　　233
　1948　　　　　　　　2,882　　　　　118
　1949　　　　　　　　3,482
　1950　　　　　　　　2,294
　　計　　　　　　1,040,388　　　　　351
【1965.11参議院日韓特別委員会に法務省出入国管理局が提出した資料。佐藤勝巳：在日朝鮮人同成社 1974.11.20所収】

　その他では、明確な資料を見出せなかったが、＜北朝鮮出身者＞が極めて少なかったことは推定できる。なお、次の資料（「法務省」資料）は時代が新しいが、やはり、＜北朝鮮出身者＞が極めて少ない。
　現在（平成13年）の、日本に外国人登録のある朝鮮人　６３２，４０５人のうち、韓国―６２１，９２２人（９８．３４％）、北朝鮮―３，３７３人（０．５３％）、特別永住者―４９５，９８６人のうち、韓国人―４８５，５０３人（９７．８８％）、北朝鮮―３，３７３人（０．６８％）。

　http://www.asahi-net.or.jp/~dt9k-iwmt/kobeya/kousatu/ko21.htm

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