在日朝鮮人のための北朝鮮講座（７６） - 1087618233

1：解法者：2004/06/19(土) 13:10: ＞脱北者の実相＜

　日本では北朝鮮から中国へ脱出した人たち（脱北者）をかわいそうな人たちだという。
そう簡単に考えてはならない。
　２年くらい前から「脱北者」の様相がずいぶん変わって来ている。
　それまでは、飢餓に苦しみ息も絶え絶えで中国に逃れて来て＜生活の安定＞のために
韓国に渡りたいという者、あるいは、北朝鮮で問題（犯罪、権力闘争）を起こし、追われて中国に逃れて来て＜追及の遮断＞のために韓国に渡りたいという者、の２種類がほとんどであった。
　それが、北の食料事情を改善（解決）するため、北朝鮮政府が自由市場（闇市場）を黙認・是認して来たことから、その商品を求めて中国に渡り仕入れることを認めて来た。また半ば積極的に国民の中国での出稼ぎを認めた、こともあって、北朝鮮に戻ることを前提として中国に渡る人が増加して来た。中国の北朝鮮との国境沿いにある延吉朝鮮族自治州でも北朝鮮からの出稼者なくしては成り立って行かない企業も増えて来ている。
　それと、韓国に亡命した「脱北者」が必ずしも豊かな生活をしているわけでなく、仕事もなく強い偏見にさらされているという情報を的確につかみ、韓国への移住（亡命）を望まなくなったこともある
　それとともに、犯罪目的で北朝鮮から中国に渡る者も非常に増えて来ている。売春、麻薬類、密輸品の販売、などである。
　いわゆる＜拝金主義＞が芽生えてきており、「脱北者」を一つのパターンでくくることができなくなっている。
「脱北少年（コッチェビ）」にしても「泥棒少年」と化しているものも多い。
　マスコミのいう＜可哀想な少年＞ではなく＜したたかな少年＞であるというのが＜真相＞と考えてよい。
　それと、「脱北者」と接するについて注意しなければならないことは、彼らが状況・情報を誇大に言うことである。同情を引くために自らの境遇を悲惨なものに誇張し、施政者の施策をことさら悪く言うことが多い。彼らの伝える＜飢餓情報＞は割り引いて考えなければならない。北朝鮮で問題（犯罪、権力闘争）を起こした者も真相を語ることはまずない。住民から賄賂をもらって警察官を免官された運転手、企業所の資材を横流しして中国元を溜め込んでいた企業所の支配人、イカを密輸していた漁連の会計責任者、彼らは普通の人を装っているが、血色が違う。態度も大きい。何となくわかるのだ。
　日本のマスコミは＜かわいそうな＞「脱北者」、＜金　正日体制の被害者＞と煽った方が世間の注目と同情を買う、ジャーナリストも同じである。＜したたかな＞「脱北者」では世間の同情を得られなく、＜商売＞にはならない。彼らの発信する情報には気を付けなければならない。
　意図的かは別として＜情報操作＞が行われていると考えた方がよい。