[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
| |
在日朝鮮人のための北朝鮮講座(71)
1
:
解法者
:2004/06/11(金) 15:05
>映画「実尾島(シルミド)」に想う(6)<
「訓練兵」22名は、<平壌>ならぬ<ソウル>に浸透したのである。
一行が目指したのは「朴 正煕大統領」がいる「青瓦台(大統領官邸)」である。大統領に直訴するためである。
彼らの不穏な行動は近隣の部隊の知るところとなったが、連絡体制の不徹底でソウルへの侵入を許してしまった。
「訓練兵」は銃撃戦を交えながら、ソウルの南側から「青瓦台(大統領官邸)」に向かった。
軍の上層部もこの「実尾島部隊」の存在は知らない。北の「武装工作員」の侵入だと考え、そのとおり発表した。当時550万人のソウル市民は恐怖で震えた。
新聞も事件の概要を掲載したが、北の「武装工作員」であることには疑問が感じていた。
「訓練兵」は、封鎖戦の裏をかき、国会議事堂がある「ヨイド」の対岸に到達した。漢江(ハンガン)を越えれば「青瓦台(大統領官邸)」のある旧市街に入る。そこまで来ていた。
バスには人質が乗っていた。しかし、彼らを解放する気配はなかった。
軍も必死だった。旧市街の手前で何としても阻止しなければならない。「大方駅(テバンヨク)」の緑地帯で封鎖線を張り、「訓練兵」22名を乗せたバスを阻止しようとした。
激しい銃撃戦となり、バスは街路樹にぶつかって止まった。
ここで、思わぬことが起きた。「訓練兵」が手榴弾で自爆したのである。
死亡したもの18名、助かった者4名であった。この一連の銃撃戦で民間人6名、警察官2名が死亡した。
助かった「訓練兵」は軍法会議にかけられて全員「死刑」を宣告され、1972年3月10日、刑が執行された。
一方、軍側では「丁 来赫(チョン レヒョク)」国防部長官、「金 斗万(キム トマン)」
空軍参謀総長が辞任、「実尾島」を管理していた2325部隊長などが軍法会議にかけられた。しかし、当の中央情報部長は現任者、前任者とも処罰を受けることがなかった。いわゆる<トカゲの尻尾切り>だったのである。
「実尾島部隊」の真相は未だに解明されておらず、「訓練兵」の名誉回復もない。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板