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在日朝鮮人のための北朝鮮講座(63)
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:
解法者
:2004/05/29(土) 11:41
>離散家族(34)−元在日の状況(11)
「図們江」を渡って中国に入った。いわゆる「脱北者ブローカー」の助けを借りないで渡った。1年あまり「南陽」にいて情報を集めていた結果、余計な金を使わずに済んだ。
そこから、「延吉」に向かって予め北朝鮮で聞いていた人のところに転がり込んだ。
こういう「脱北者」を匿う人のほとんどが事業をやっている。「脱北者」を使うことで成り立っている事業もある。賃金は家の提供と食事で終わりというのがほとんどだ。なかには小遣いをもらっている人もいたが、それもごくわずかで、賃金というものではない。ただ、最近では、「脱北者」も様変わりして<滞留(定住)型>ではなく、<出稼ぎ型>もいるから、賃金をもらうのが通例となっている。
ここで、彼女は故郷にいる次男と娘を呼び寄せた。
娘は既婚で子供が一人いた。どうして夫と子供がある者が中国へ脱北したかということを尋ねたが、食べることができなくなってそうした、夫と子供は後から呼び寄せると答えた(結局呼び寄せることはなかった)。娘の話もこちらで得ている情報でも、中国へ脱北するということは重罪だ。夫に話せば、その家族に、さらには警察に話が行く可能性がある。こうなっては一家全滅だ。全ての者が死に至ることもある。「脱北者」のなかで既婚者が単独で中国へ逃げて来る例がとても多いが、こうした事情がある。新義州から中国に脱出して来た人も、妻、長男、その妻子、次男で、次男の嫁は置いて来た。長男の嫁にしても決行の前日の深夜に話したという。次男の嫁に話せばその実家に話が広がるので、断念したという。一家全員で川を渡るという例はとても少ない。
こうして、家族5人で中国で暮らし始めた。
彼女がこちらを訪れたのは、より良い条件のところで働きたいというのが本当の狙いであったような気がする。賃金を欲しかったのが本音ではなかったかと思う。
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