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在日朝鮮人のための北朝鮮講座(60)

1解法者:2004/05/17(月) 12:00
>離散家族(32)−元在日の状況(8)

 彼女と夫は、住んでいた母と男の子供2人を近くの弟に預けて家・家財道具を売り払い中国を目指した。
 日本でも「脱北者」のことがよく放映されるが、北から中国へどのようにして脱出したかは全く放映されない。「脱北者」があまり喋りたがらないこともあるが、取材不足だ。誰も言わないから<本邦初公開>? する。
 覚悟して故郷から中国へ目指すとしてもすぐに中国へ脱出できるわけではない。情報が必要だからだ。中国国境沿いに住んでいれば別だが、内陸部から来る人、これが大半だが、
2年から3年かけて中国へ脱出する。
 彼女もまず夫と2人で中国へ脱出し、様子を見て子供たちを呼び寄せることにした。故郷を出て中国に向かった。途中で世話になるのが<元在日>だ。<原住民>は信用しない。
<元在日>で組織されている中国への脱出ルートが確立している。でなければ、38度線のそばから400キロもある中国国境沿いに行き着けるはずがない。汽車も満足に運行されていない。さらに検札がある。車を乗り継いで移動する。バスなど走っていないから、その辺を移動している車をタバコなどをかざして止めて乗り込む。これを繰り返し目的地にまで行く。
 彼女が故郷から離れた1997年当時は、配給は止まり、経済は完全に破綻していたから、
各自、食料を調達しなければならず、これまでの「旅行許可証」の発給も比較的やさしくなり、また、人民班(隣組)制度による監視も地方では緩み始めた時期で、家を売ったり、故郷を離れても人もあまり気に留めなかった。


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