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在日朝鮮人のための北朝鮮講座(59)
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:
解法者
:2004/05/15(土) 13:05
>離散家族(31)−元在日の状況(7)
彼女のメモ書にある親戚に電話した。援助してくれていた人は亡くなり、息子がいて、そこからその方の妹に連絡が行き、話しをすることができた。
予想どおりというか、「両親の反対を押し切って帰った、好きで帰ったのだから、いまさら面倒を見てくれと言っても虫が良すぎる。兄の娘には責任はないが面倒を見てくれと言ってもねぇ」だった。この叔母は朝鮮語ができない。彼女は日本語ができない。会話が成り立たなかったが、通訳してあげた。最後に叔母は「もう連絡してくれるな。仮に日本に来るようなことがあって身元保証人にはならないし、訪れて来てもらっては困る」と伝えてくれときつく言われた。
彼女に伝えたが、予想の範囲と考えていたらしく、動揺はなかった。
彼女は、今度は韓国へ行きたいと言う。こちらも韓国はあなたのような庶民は受け入れてくれない。と伝えたが、何としてでも行くと言ってきかない。その間の仕事と安心して住める場所を紹介してくれという。「脱北者」は生活と命がかかっているから、粘りに粘る。
根負けして、彼女の期待に答えることにした。
聞いて見ると、彼女は夫、既婚の娘、20歳と17歳の息子と5人で北から逃げて来ていた。
夫と子供たちは、こちらの素性がわからないから、まず、様子を見に一人で来たという。確かにそこら中に中国・北朝鮮の間諜がいるから当然といえば当然だ。
彼女は38度線のそばに住んでいた。農民だ。集団農場で働いていた。夫は<原住民>だ。これは珍しい。<元在日>と土着の朝鮮人が結婚することは少ない。結婚する場合は、<原住民>の成分(身分)が低く<原住民>が結婚したがらない、<元在日>に日本から援助がある場合に限られると言ってもよい。
彼女の夫の場合は、祖父が日本統治時代に漢方薬の大きな問屋をしていたことから<富裕層>と見なされ、成分(身分)が低かったことによる。こうした家族は<労働党員>には決してなれない。企業でも最下層労働者で<浮かび上がる>可能性は全くない。北では職業選択の自由はない。子も孫も父と同じ仕事に就く。
彼女は<元在日>だ。これまた<原住民>が結婚したがらない。
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