在日朝鮮人のための北朝鮮講座（５０）

1：解法者：2004/05/05(水) 00:25: ＞日本統治時代の遺物＜

　韓国に「日本統治時代の遺物」はたくさんあるが、北朝鮮にも相当残っている。
北朝鮮の「羅津」を訪れたときに、古いホテルへ行って夕食を食べたことがある。
　このときは、よくもこういう古いホテルが残っているな～。北もなかなかホテルを改築できないんだ、と気にも留めなかったが、帰って来て調べて見ると日本統治時代の「大和ホテル」であることがわかった。確か北では「南山旅館」と呼んでいたようだ。
　このとき、「羅津（らじん」のホテルに泊まった人たちはトイレの水が流れないことに閉口していた。創業間もない香港財閥の経営する新ホテルもそうだったという。
　ところが、「南山旅館(大和ホテル)」だけはそのようことはなかったという。
　このホテル、＜総板張り＞で入り口のフロントあるフロァーを抜けるとそのまま奥の広い食堂に行き当たる。２階にも同じく食堂があった。あまり記憶にないが＜古色蒼然＞としていた。
　その他、満鉄の官舎がそのまま残っていた。当時の、満鉄の偉業を伝える官舎だった。周りの住宅と比べてハッキリとわかる。
　「清津（ちょんじん）」で、こちらが見ることができたものでは、日本統治時代の「税関」、「郵便局」が残されていた。これも美しい建物だった。これに比較できる建物は「清津」では見かけなかった。
　また、「清津」に隣接している日本統治時代の軍都「羅南」の「羅南高等女学校」は現在の「高等中学校」として使われていたが、ここで学ばれた当時の方がそのままで、改築されていないと言っていた。これは素晴らしかった。現在の日本でも立派に通用する建物だった。いや以上かもかも知れない。
　日本時代の遺物の最大のものは「水豊発電所」であると言われているが、これは当時東洋一といわれていた。ここへの訪問は許されていない。
　他にも日本統治時代の建物はまだたくさんあると思う。戦前の日本捨てたものじゃなかったと感じた。

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