在日朝鮮人のための北朝鮮講座（４３）

1：解法者：2004/04/10(土) 07:59: ＞離散家族(３５)＜

　南の離散家族にも、北の家族の家族に冷淡な者も数え切れないほどおります。
このことは、我々日本人にとって大きな驚きでした。朝鮮は「血縁社会」、日本は｢地縁社会｣といわれておりますが、韓国も日本も変わりはありません。むしろ、日本人妻の日本の家族の方が情がありましたね。朝鮮人の「血縁社会」、表面上のことですね。実態は大きく違うと確信しました。こちらに探せるだけ探さしておいて、消息がわかったら、後は知らん振り、という者、大変多くおりました。これは、北の家族が、あれ送れ、これ送れと言って来るのでヘキヘキしてしまったのが原因であることもあります。ただ、北の家族は必ず、そのように言って来ると事前に注意しているのですが、朝鮮人、すぐに頭が熱くなりますから、見境がつかなくなるのです。
　北の家族から南の家族の消息の依頼があり、探したことも無数にあります。南にも協力者がおりますから、消息がわかり、手紙を預かっても、返事すら出さない者がとても多いのです。実父が子（長男）を見捨てた例もあります。
　南の家族が見捨てているのに、日本の皆さんはどうしてこんなに親切にしてくれるのでしょうか、という手紙もたくさん来ています。
　また、南の家族の気持ちを伝えることができなくて、今も困惑しており、本当に困っています。こちらの努力もなかなか実らないのです。

　蛇足ですが、韓国の離散家族は、北の過酷な政策に対比するのでしょうか、日本時代を悪くいう人がほとんどいないのも現状です。

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