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【2003後期】三田・経済学部 履修情報

35DJむらい♂ </b><font color=#FF0000>(7tqj8if2)</font><b>:2004/01/24(土) 04:14 ID:D2YWubzc
「えっ・・・」
「いいから、今すぐに帰ってくれ、、、、お前、俺と別れたのは、そんな半端な夢のためだったのかい?」
「…」
「いいかい、どんなことだって、犠牲が無くて成り立つ物なんて世の中に無い。学校をやめてまで、そして俺と別れてまで歌手になりたかったんだろ、夢が叶うまで連絡さえ取らないって決めたじゃないか、あの日以来、お前がいなくて寂しかった。でも、お前の歌手になるっていう夢のために我慢してきた。ここでやめてどうするんだよ…。俺も、電話をもらって、また昔のように付き合いたいと思ったよ。でも、夢が実現しそうなお前は、絶対にそれはやってはいけないって、、、お前はもう、モーニング娘。で俺だけの圭じゃない。ファンがもっとビッグになる保田を待っているはずだから、、、、」

 訪れた長い長い沈黙。圭の顔にはっきりと大粒の涙が流れ出した。そして、気がついたら、俺もただ泣いていた。最初に別れを決意したあの日のように、気がついたら泣いていた。しかし、あの時と違うのは、ビッグになればなるほど戻ってこれないという事実をお互いに知ってしまったこと。あの時の別れは再会を誓った別れだったけど、今日の別れは本当に、本当に最後の別れを意味すること、、、、その違いもお互いにはっきりと分かっていた。

そして、長い沈黙を守った保田が決意をしたかのように口を開いた
「うん。歌手になることは私の夢、、でも、でも・・・もう一つ、私には夢があったの、それだけは分かって…」
そういい終わると、保田は決意したかのようにくるりと背中を向け歩き出した。

……俺は黙って部屋のドアを閉めた。しばらくして、階段を下りる足音が聞こえた。
《さよなら、たくさんのファンに愛される保田圭。そして、さよなら、二度と会えない俺だけの保田圭。》


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