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【2003後期】三田・経済学部 履修情報
30
:
DJむらい♂ </b><font color=#FF0000>(7tqj8if2)</font><b>
:2004/01/24(土) 04:13 ID:D2YWubzc
ザッピング〜保田圭サイドから〜
「え…マジですか?」
担当マネージャーから、ソロデビューの話を聞かされた保田は一瞬、絶句した後、そう呟いた。
「安倍に関しては、ソロ活動はしていても、今のところシングルを切るつもりはないんだ。あくまでも、モーニングの活動の一環というか…中澤にしても、演歌については撤退の方向で話は進んでるし。だから、事実上、モーニング娘。からの本格ソロデビュー第1号と考えてくれていいと思う」
マネージャーの説明はほとんど耳に入る事はなく、保田の頭の中は真っ白だった。歌手になりたいという夢。それが実現しようとしている瞬間。保田は目の前の現実を未だ理解できずにいた。
「当然、つんくのプロデュースにはなるし、楽曲ももうできてる。あとは、歌入れをして、初夏のリリースを目指したいんだ」
「…初夏ですか?」
「あぁ、6月末か7月頭までにはなんとかしたいと思ってる」
「…その頃には、夏コンのリハも始まってますね。また忙しくなるなぁ…」
ようやく頭がシッャキリとしてきた保田は、ソファーにもたれかかって溜息をついた。
「……いや…実はその事なんだけど…」
不意にマネージャーの表情が曇る。
「…さっきも言ったけど、これはシングルを切るという意味で、本当のソロデビューと考えて欲しいんだ。つまり、安倍の立場とは違うと…」
「どういう事ですか?」
「…つまり、今回のデビューは、その…モーニングの活動の一環とはまるきり違う、本当の意味でのソロデビューだという事だ」
「…え?…じゃあ…」
「…そうだ。このデビューの話を受けるという事は、もうモーニングとしては活動をしなくなる、という事だ…」
「そんな…」
「ただ…これは保田にとって、ものすごく重要な決断だと思うし、会社としても最善の方法を取りたいと思ってる。だから、少し時間かけて、よく考えてみてくれないか。それで、来週に返事を聞かせて欲しい」
夢の実現と引き換えに課せられた、苦しい試練。保田は、ただ黙り込むしかなかった。とりあえず、その日の仕事は何とかこなし、疲れきって帰宅した保田は、着替えもせずベッドに突っ伏した。決定事項ではないものの、ソロを取るかモーニング娘。を取るかという、地獄のような選択を迫られている自分。あと1週間しか残されていない時間。そして、何も知らず、普段どおり接してくれるメンバーたち。保田の心は激しく揺れ動いていた。
「……ワタシはどうすればいいの?…」
つんくの仮歌が思い出される。今までのつんくの作品にはないタイプの曲。その事からも、つんくがこのデビューについて、どれくらいの本気度なのか保田にもよく解った。デビューのために、多くの人間が動き出している。それだけに、生半可な返事はできない。容赦なく襲いかかるプレッシャーに、保田は押しつぶされそうになっていた。
「…誰か…助けて…」保田は、不意に携帯電話に手をかけた、、、、
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