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折伏・選挙・新聞等で仏界は涌現しない

158Day Dreamer:2004/06/30(水) 21:35
私が所属していた地域のある婦人部の方は御家庭に問題があり、随分と悩んで
おられました。折しも、選挙があり、地域では選挙一色の活動体勢がひかれました。
彼女曰く、「私はこの選挙にかけてるの。○○票取って宿命転換したいの」と
仰っていました。恐らくは幹部がその様な指導を彼女にしたのだと思います。

彼女は自分の支持している政党の事も、政治そのものにもあまり深い関心は
持っておらず、ただただ「宿命転換」という言葉の為にのみ、選挙活動に
励んでいました。もはや、選挙活動そのものが彼女の「信仰」となっていました。
私は彼女のことを思い出す度に、何故か今もとても悲しい気持ちになります。
藁をもつかむ想いの人間に、信仰の大切さを説くことは、素晴らしいことです。
純粋な信仰心をもって苦境を抜け出したり、たとえそれが出来なくても何らかの心の
平安を信仰心によって得たりすることは素晴らしいことだと思います。
けれども、「○○票をとって、あなたの宿命転換に挑戦しなさい」と指導する人たちは
一体どんな信仰心があるのだろうか?と思いました。
恐らくは「日蓮の立正安国の精神だから」ときっとその人達はいうでしょう。
それは一見、良くできた話なのですが、考えてみれば、票の数で宿命転換が可能である、
という事になり、根本の「信仰心」は結局は宿命転換には力がない、と言っているのと
同じになります。信仰心などは目に見えるものではなく、人に「私はこんなに信仰深い」と
言ったところで誰にも理解されませんが、自分だけは知っている、あるいはその信仰対象である
何らかの「善」(と、色々な宗教があるので、ここでは書かせていただきます)は
ご存じである、と私は思うのです。


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