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LP・CD・SACD・DVDディスクの紹介
9
:
両
:2004/06/11(金) 17:48
「BACH CONCERTOS」ヒラリー・ハーン 03年録音 Grammophon SACD
ジャケットの顔で買ったCDだけど、今ズートこれ聴いています。もう2桁は聴いた。
彼女のバイオリンのビブラートは繊細で中世の雰囲気がする。ジャケットがまるで古い肖像画を思わせる。人物は、ベム・ベラ・ベロの「ベラ」を20歳若くした女性。妖怪のような非現実的などうしようもない魅力がある。もし、目の前で演奏されたら、現実感を喪失してそのままあの世に行ってしまうかもしれない。
10曲目で、オーボエとバイオリンのアンサンブルがきまりまくるから、頭の中で24時間鳴り続ける。バッハは現代でも新曲を作っているのだ。
録音も極自然で、気がついてみれば、バイオリンもオケも、定位とエコーが最初から最後までピタっと決る。これは絶対お買い得。現在、手持ちCDの最高峰。
「ENCHANTMENT」 シャルロット・チャーチ 01年録音 SONY SACD
これもジャケットの顔で買ってしまったCD。天使の歌声の彼女の出すアルバムのジャケットはすべてに顔が写っている。しかし12歳から現在までどれも別人のように違う。このジャケットが一番美しい。まだ声に幼さが漂うし完成された音楽とは違うけど、つい聴きたくなる。彼女の声がエコーを残しスッと消滅していくのは身震いもの。
録音はいい音で楽しめる。ただ、曲により楽器がオンマイクで前に出てくるのが難。音をどこかで誇張したいのだろうけど、天使にうっとりしたくても俗物の楽器が前に出てきては冷める。
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