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キャラクター造形学科3
267
:
無記名さん
:2008/02/03(日) 04:40:26
〜その3〜
個性と前衛とオルタナティブ
芸術に個性って重要だよね。例えば美術を例にとると
印象派以前はアカデミックで、
伝統芸能みたいなもんだったんだけど、
印象派は自由に絵を描いたと思うんだ。
ただ、ルノワールとかセザンヌとか
印象派は今でも大人気なように、ポップなんだよね。
でも、表現する連中は個性を競い合いたいわけだ。
そこで他人と違うものを作ろう、今までに無いものを作ろう‥
そうなってピカソみたいなわけのわからない絵が登場する。
そうなると次は“絵から〜をなくしても絵なのか”となる。
実験があったりして、色彩構成のような絵も出てきた。
さらにはホームセンターに売っているモノを展示したら
どうなのか‥という挑戦もあって、
最近、世界中の芸術家が選んだN01が、ピカソを大差で退けて
市販品の便器が選ばれたんだ。
こういった先端をもとめた芸術はかつて“死んだ”といわれたんだ。
それはロックでも似たようなことが言える。
ロックはビートルズから積み上げてきたものを、
77年にパンクがリセットしたんだ。
そして彼らこそ新しい、と
それまでのロックをオールドウェーブとして排斥したそうなんだ。
しかし、ビーフハートは吼えた。
恥を知れニューウェーブども、
そんなのは俺がやってきたことだ‥と。
つまり、ロックの表現は70年代でおおかた揃ったんだ。
先端という価値観は廃れた。
90年代ではパンクというやり方すら古典になった。
パンクがパンクでなくなった。
だから“オルタナティブ”という言葉を業界の人は考えたんだ。
今までは先端ばかりを見てきたんだけど、
今度からは面で捉えようとね。
これはある意味、本来の個性への回帰だと思う。
かつて個性だと思われたものが、
業外が拡大して表現者が増えるとそれほど個性ではなく見える。
その中で個性を主張しようとしたのが印象派やハードロックなんかの
前衛の芸術で、後に古いとされるものだ。
しかし、それが行き詰って死んだとき、
その時々で幅を持たせようとするのがオルタナティブの価値。
つまり今までは大海(歴史観とか)の上で“新しい”ことが
個性とされたんだけど、果てまで行ったとき、
例えばそこで見落としてきた空の青の良さ‥これを価値としていこう
、と言うこと。
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