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【リレー小説番外】大阪芸大物語 第3巻【リレー小説番外】

121無記名さん:2006/10/03(火) 19:04:18
医者「35よ!お前は根本的な勘違いをしている。その考えは……とても危険だ。
   お前は友達の有無や友達の多さこそ、その人の価値を表すと思っている。
   だが、本当の友達は、そういうもんじゃない。……そういうもんじゃ、ないんだ。
   俺にも昔、ある友人がいた。そいつは聞いてもいないのに自分の地元の友達たちがどんなにすげぇか、
   どんなに悪か、どんなやんちゃをやらかしたかを語っていたよ。そして、大阪の友達はそれと比べてさむい奴らだ、と仕切りにつぶやいていた。
   『友達はたくさんいた方がいい、何かと助けになる』『俺の地元にはアツい奴がいっぱいだ』
   『恋人ができたら、友人と友達どっちを優先する?』『あいつはもう切った』奴の発した言葉……そして、
   『俺たち、友達だろ?』と、しきりに確認するようになっていた。俺はこの時点でおかしいと思うべきだったんだ。
   奴の中で友達とは、自分を高めてくれる存在、自分に価値を付与してくれる存在でしかなかった。
   だが、真の友人とはそういうものじゃない……真の友人とはそういう言葉でくくれるもんじゃない。
   友人とは”自分の道を生きていく中で、気付いたらそこにいてくれる人”なんだ。
   利夫、俺とお前がこの旅の中で、気付いたら一緒にいるように……何も確認する必要なんて、ないんだ」
利夫「医者……そいつは……その後どうなったんだ?」
医者「……」
医者はしばらく黙った後、ぽつぽつとまた語りだした。


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