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【大阪芸大物語外伝】A羽物語

218無記名さん:2006/11/23(木) 19:13:39
兄貴「はぁはぁ……遅刻だぁ〜……。」
私は、兄貴。今、遅刻しそうで全力しっそうで走ってます。
兄貴「よし!!この曲がり角を曲がれば、学校だぁ〜!!」
〝ゴツンッ!!〟
兄貴「痛っ〜。」
私は誰かとぶつかってしまった。その相手は……
廉「っ―――。」
私の大好きな人、『岡本 廉』くんだった。
廉「あ。ご、ごめん。」
兄貴「あ。あの。い、い、いえ……」
廉「もうすぐ学校だから、保健室行こうね。」
兄貴「え、え。あぁ。あの……す、すいませんでした!!」
私は廉くんを置いて学校に行ってしまった。でも、これは嬉しい奇跡だ。
…*学校(2-B教室)*…
先生「はぁ〜い。出席とるぞ〜。」
私は朝のことが頭から離れず、先生の話なんて耳に入らなかった。
先「次〜、兄貴〜。」
兄貴「廉くんかぁ〜……。」
先「ん??兄貴〜??」
兄貴「ふ……ふふふ…ふ。」
先「……あ、兄貴〜!!」
兄貴「ふぇ??あ。は、はぁぁい!!」
今日はずっとこんな感じで、授業に集中できなかった。
…*下校途中*…
兄貴「朝は嬉しかったなぁ〜。さすがに2回目はないかぁ〜……。」
そう思いながら、曲がり角を曲った。すると……
〝ゴツンッ!!〟
兄貴「え??また〜??痛っ〜。」
男「いってぇ。てめぇ、誰にぶつかってると思ってんだよ!!」
兄貴「え??あ。す、すいません!!」
ぶつかった相手は、近所で有名なヤンキーの集まる高校の3年生だった。
男「すいませんで済むと思うなよ!!」
男が私に殴りかかろうとした瞬間……
?「じゃーん。正義のヒーロー登場ー。」
そう言って、誰かが男のてを押さえた。
男「てめぇ誰だよ!!って爽じゃねぇか。」
爽と言う人は、杉山 爽って言って、私の通う高校の同級生で、この人も不良って感じ。
爽「久しぶりっす。あのーこいつ俺のダチなんでー。」
そう言って、杉山さんは私に肩を組んだ。
兄貴「え??ダ、ダチ……。」
もちろん、杉山さんとは、何の関係もなかった。私のことかばってくれてるんだぁ……
男「爽のダチじゃ仕方ねぇな。 これからも仲良くしろよー。」
爽「へいへい。分かってますよ。じゃあ、また今度。」
男「おう!!」
そう言って、男は行ってしまった。
兄貴「あ、あの、ありがとうございました。」
爽「別に。俺は正義の不良ヒーローだし〜。」
兄貴「あ〜そうなんですか……?? 本当にありがとうございました。」
そう言って帰ろうとした……
爽「ちょっと待てよ。」
杉山さんが私の手を掴んだ。
兄貴「ちょ……!! な、何ですか。」
私はその手を振りほどいた。こんなところ、廉くんに見られたくないし。
爽「俺がお前を助けた。」
兄貴「そ、そんなこと知って……」
爽「俺は先輩にお前のことダチだって言った。」
兄貴「……も、もう!!何が言いたいんですか!?」
爽「俺のダチになれ。」


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