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時事問題深読みスレPart2

82凡人:2020/06/07(日) 17:45:07 ID:mldCjOSY0
刺殺 50%
殴打 3%
素手 20%
その他 26%

NY市と東京都の殺人事件の特徴の一番の違いといえばやはり殺害の手段であろう。NY市の場合は6割が銃を使用しているが、東京都の場合は銃が使われた事件は1件のみである。逆に東京都の場合、半数近くが刃物を使用しているが、NY市の場合は22パーセントにとどまる。

東京都の「その他」の数字が高いのは、ひもやロープ、鈍器といったもので殺害する事件が多いからである。

この殺害の手段については、殺人事件の件数の多寡にも重要な関係がある。つまり刃物やひも、鈍器などで相手を殺すのはかなり難しいが、銃で相手を殺すことは容易だということである。しかも銃は女性、子供でも簡単に使用することができる。逆に女性や子供が刃物で相手を刺し殺したり、鈍器で相手を殴り殺したりということは物理的にも肉体的にもかなり難しい。

日本の場合、殺人事件の動機が憤怒・怨恨が一番多い。これは「咄嗟にカッとなって相手を殺害してしまう」という状況が多いということを示している。もし仮に日本にも銃があり、それが手元にあったと仮定した場合、その銃を使って相手を撃ってしまうという確率が高くなるのは言うまでもない。言わずもがなであるが、銃の有無で殺人事件の件数は大幅に左右されてしまうのである。

NY市の殺人事件の被害者について
NY市の統計では、殺人事件の被害者の情報が詳細に記されている。これに対して東京都の数値には被害者の情報はほとんど無い。もちろん、統計はあるが、それを公表するかしないかの差に殺人事件に対する姿勢が現れている。

○ 誰が殺人事件の被害者となるか? 515人の被害者の60%以上が黒人
表1
4%アジア人
62%黒人
26%ヒスパニック
8%白人
ニューヨーク市の人口23パーセントが黒人だが、殺人の被害者となった62パーセントが黒人である。被害者全体の38パーセントが16歳から37歳の黒人男性となっている。さらに16歳から21歳の黒人男性の被害者のうち86パーセントが銃で殺されている。

46パーセントのニューヨークの人口が白人、アジア人であるが、殺人事件の被害者となっている白人、アジア人は合わせても12パーセントしかない。

○ 5分の1が女性の被害者
表2
20%女性
80%男性
女性被害者のなかで、32パーセントが銃器によって殺害されている。これに対して男性の場合は68パーセントが銃器によって死亡。

54パーセントの女性被害者が家庭内暴力での被害者となっている。家庭内暴力の男性の被害者は9パーセント。

○ 75パーセン近い被害者に逮捕歴がある
表3
74%逮捕歴有り
26%逮捕歴無し
逮捕歴がある被害者のさらに38パーセントの被害者が薬物密売や薬物所持の前歴である。

5分の1の被害者が殺害された時点で保護観察中、あるいは逮捕状が出ていた者であり、11パーセントの被害者がギャングの構成員。

64パーセントの女性被害者も逮捕歴を持っていた。

○ 被害者の5分の3が16歳から37歳
表4
5%が15歳以下
62%が16歳〜37歳
33%が38歳〜95歳 
2011年の殺人の被害者の平均年令は33歳、中間年齢は29歳であった。

2011年の殺人の被害者で、5パーセントが15歳以下の児童。これらの被害者児童のうち58パーセントが3歳以下であった。

16歳から37歳の被害者の割合は2010年の数値に比べ70パーセントから62パーセントに落ちたが、60歳以上の被害者の数は2倍近くに跳ね上がった。

被害者についての考察

以上がNY市の殺人事件の被害者のデータである。先にも述べたが、この被害者のデータを公表するかしないかということが非常に興味深い。NY市の場合、この統計の表3を見ると、殺されている被害者が、「逮捕歴を有する」、「違法薬物に手を出している」、「ギャングの構成員」等のデータであり、いかにも被害者にも非があると示しているようなものである。

つまり、「悪いことをしているから殺されてしまうのだ」いうイメージが表を見るものに植え付けられる。
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