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高経大がわかるプログ・サイトPart2

259凡人:2019/07/13(土) 23:45:16 ID:aa/QkHo60
彼によれば、現行の憲法は次のようにしてつくられたものと描かれます。

1.現行憲法は、敗戦後の米占領時代に「日本が再びアメリカの脅威となったり世界平和と安全の脅威とならない」ようにすることを究極目的として”占領政策の一環として”GHQによって原案がつくられた。
2.軍隊の解散、戦力の不保持という武装解除、神道を軍国主義・超国家主義のイデオロギーと見なして弾圧するといった精神的武装解除を通して、我が国のアイデンティティを解体した。
3.本来なら、このような憲法は占領が終了し、我が国が主権を回復して国際社会に復帰した時点ですでに見直されてしかるべきだった。

中でも、彼が最も重視しているのは「国家のアイデンティティ」という概念です。今日の憲法論議では、この視点を完全に欠落させていると憤慨するのです。明治憲法下で、朝鮮、中国など近隣諸国の国家・民族のアイデンティティを根こそぎ奪いさったことをコロッと忘れて、国家のアイデンティティを連発する八木教授。彼の頭の中ってどうなっているのかしら。そして、「国柄こそ議論すべき」であるとして、次のように述べます。

1.現行の憲法はGHQ民政局によって原案が作成され、日本政府は事実上それを拒否できない状況の中でつくられた。従って、この憲法に付着する”占領色”を一度は払拭して真に主権国家に相応しい憲法のあり方を求めるべきである。
2.前文や9条の見直しだけでは「第3の開国」には対応できない。国家としてのアイデンティティを明確にするためにこそ憲法論議はすべきである。そのためには「憲法」の本来の意味に立ち返ることである。
3.憲法論議はまず「国柄」に関するものでなければならず、国家のグランドデザイン、国家としての哲学をふまえるべきである。
4.憲法は、「自国の歴史と伝統の上に成り立つ」ものでなければならないとすれば、まさにそのようにして起草された明治憲法の再評価が必要となる。

まだ若いのに、何という「ノスタルジジイ」的懐古趣味でしょうか。ただし、あの戦争の時代を苦しんで生き抜いた高齢者の方々は、絶対主義的な天皇制のもとで「お国のために、天皇のために」死ぬことを強制されたことを忘れてはいません。そしてまた、戦後憲法制定時に、オーストラリア、ニュージーランドなどの天皇戦犯攻勢に対して、象徴としてであれ天皇制度を守ったのはマッカーサーでした。伝統輝く皇国日本のアイデンティティ、天皇制はマッカーサー将軍が守ってくれたのですぞ。八木さん、マッカーサーに感謝しないさいっ!

このノーテンキな学者先生の明治憲法に対する評価は、たとえば次のような「人権」問題で最も鮮明になります。

日本国憲法において保障されている自由や権利も決して無制限なものではなく、法律によってしばしば制限されているのであり、その意味では日本国憲法における人権保障と明治憲法におけるそれとの間には、さほどの距離はない。


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