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高経大がわかるプログ・サイトPart2

258凡人:2019/07/13(土) 23:41:00 ID:aa/QkHo60
高崎経済大学の教壇に立ち憲法学を教え、専任講師・同大学助教授・同大学教授(2006年)と順調に昇進、2014年から麗澤大学教授になられた八木秀次氏に再登場して頂きましょう。大学直属の顧問も務めた御方です。テレビ等に出演され、高崎経済大学の名を笑いの渦で有名にされた方です。高崎経済大学には早稲田大出身の方が大勢おられますが、彼らを代表した超一流の学者様でございますので、謹んで御教授を承りたいと存じます。
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八木秀次氏の憲法観
http://www.moo-azumino.com/main/Diary/2013.1/yagi.html

第2次安倍内閣発足後につくられた「教育再生実行会議」の委員の一人に八木秀次という方がいらっしゃいます。この方をお迎えするなど、いかにも安部総理らしい。敬服の至りです。その立場はご自身でも「保守主義」と言っていらっしゃるのですが、私には、チョー右翼御用学者としかいいようのないお方に思えます。事実右翼的論壇ではしょっちゅうお顔をお見せになる「若手」学者さんです。

最近、PHP選書の一冊である「明治憲法の思想」というのを読ませていただきました。読みつつ、果たしてこのお方は大学(高崎経済大学)でどんな憲法論を講義なさっているのか心配になってきました。このお方は、「(現行憲法が)マルクス主義思想と社会契約論を基軸としているとして、日本国憲法のあり方を批判している」(Wikipedia)というのですから、まずタマゲてしまいます。え〜〜っ、GHQ民政局メンバーはマルクス主義者の集まりだったのかあぁぁ〜〜〜。また、「天皇は女系を排して男系にすべきだ」という強硬な主張を展開していることでも有名で、その根拠に「Y染色体の男系連続性」をあげていることでも知られ、Wikipediaでは「擬似科学あるいはトンデモとの批判がある」と書かれているお方です。そういえば、誰かが「おいおい、『物語』の世界で『科学』をふりまわすんじゃないぜ」と書いていましたっけ・・・。いやいや、このお方は何を隠そう、天下の早稲田大学のご出身ですぞ!まいったか!

さて、その「明治憲法の思想」です。少し彼の持論を聞いてみることにしましょう。

まず、第2章の「今なぜ明治憲法か」で八木教授は「(明治憲法が)ヨーロッパの物まねではなく、日本の歴史・伝統・文化をふまえて日本人によって起草されたはじめての憲法である」ことを強調します。ところが、やがてこの明治憲法も「西洋に留学した次代の学者たちによって西欧由来の精緻な中小理論にもとづいて解釈されて」起草時の精神がむしばまれていったと嘆くのです。そして「この時代にして既に明治憲法ではあらたなファッショの時代に対応できないという主張が強力に展開された」と書き、「明治憲法こそが超国家主義や軍国主義を導いたとする今日でも依然流布している認識とは大きく異なる」「明治憲法は外来思想たる『ファッショ』に幻惑された者によって排斥されようとしたのであり、また多くの憲法の理念に反する運用が行われた」と、明治憲法擁護の一大キャンペーンを張るのです。明治憲法は悪くな〜い。悪用した連中が悪いのだ〜〜。

そして、「なぜ(現行)憲法の見直しが必要なのか」と問い、今世界各国はグローバル化という「アメリカ化」に対応すべく「国家の存立をかけて従前にもまして国家意識・国民意識を明確にしようとしている」「国家としてのアイデンティティを明確にしていかないことには国家として生き残れない」というきわめて特異な現状認識を披瀝します。もちろん、明治憲法がそれにこたえる内実を持っていた、それなのに、GHQが真っ赤っかな憲法を押しつけたと言いたいわけです。それゆえ、彼はこれに続けて、「第3の開国ともいうべきこの時代に、現行の日本国憲法のもとで日本は果たして生き残れるのか」と問うのです。

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