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高崎がわかるプログ・サイトPart3

354凡人:2017/10/09(月) 09:36:42 ID:R.OzoZ.k0
洞窟観音を訪ねてみよう。

徳明園を出たら、次は洞窟観音を訪ねてみましょう。山中に掘られたこの洞窟が、洞窟観音への入り口。約400メートルの洞窟に、30体を超える石彫観音・仏像が安置された場所です。イメージされたのは、彼岸の楽土。深山幽谷になぞらえ、大瀑布・渓流を模した背景に、さまざまな観音像・仏像が配されています。
ここは、地域の豪商であった山田徳蔵が半世紀にわたって私財を投じ、建設されてきたもの。大きな機械など何もない時代に、山をくりぬいて作られた洞窟に、何体もの観音像。どれだけの財と情熱、時間を傾けて作られたのか、想像してみると途方もないほどです。圧倒的なスケールをぜひ感じてみてください。

静かな坑道を歩くと、最奥には神秘的な光景が。

暗い坑道を歩いていると、左右に何体もの観音像が次々に現れます。
これらの観音像は、山田徳蔵が新潟出身の名工「高橋楽山」を招き、彫らせたものなのだそう。入口から奥へ向かって彫りすすめられた観音像は、進むにしたがって奥深い表情になっていくと言われています。ひっそりとした洞窟で、何体もの観音と向き合っていると、自身のあり方と向き合うような心地になるのが不思議です。
そして、坑道を歩いて行った最奥には、20メートルの高さの滝を模した渓谷が作られており、そこには7体の観音が配置されています。ぼんやりと浮かび上がる光景は、怖さを感じてしまうほどの空間で、なんとも神秘的です。

「白衣大観音」までハイキングもおすすめです。

洞窟から出たら、もう少し歩いてみましょう。ここでは取り上げていませんが、前述した創始者、山田徳蔵のコレクションからつくられた山徳記念館も近くにあります(入場料は共通券となっています)ので、そちらにも立ち寄ってみてください。
また、歩くのが好きな方は、もう少し散策してみるのもおすすめです。洞窟の出口近くには山中へ続く石段があり、そこを登った先には散歩道「高崎自然歩道」があります。
遊歩道を通じて、高崎市の名所「白衣大観音」のところまで歩けます(15〜20分ほど)。高さ41.8メートルの観音像は、なかなかの迫力。秋の散歩道は気持ち良く、歩いているだけで爽快です。ぜひ、足を延ばしてみてくださいね。

神秘の洞窟観音と徳明園の紅葉をもとめて

群馬でも比較的アクセスの良い高崎。おすすめ紅葉スポットとして、徳明園をご紹介してみましたが、いかがでしたか?見ごろが長く、12月上旬までギリギリ紅葉狩りに間に合うのが、いいところですね。
ここでは軽く触れるにとどめましたが、お近くのスポット、白衣大観音の紅葉もおすすめ。こちらは観音像の白と紅葉の紅のコントラストが華やかです。ぜひ足を延ばしてみてくださいね。

<徳明園・洞窟観音 基本情報>
住所:群馬県高崎市石原町2857
電話:027-323-3766
アクセス:高崎駅西口ぐるりん観音山線片岡先回り 20分 「洞窟観音入口 」下車
紅葉の見頃:11月中旬〜12月上旬

■関連MEMO
洞窟観音・山徳記念館・徳明園
http://www5.wind.ne.jp/yamatokuen/
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