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高崎がわかるプログ・サイトPart3

276凡人:2017/09/12(火) 18:01:52 ID:wzsumdGA0
■高崎経済大学地域政策学部准教授 友岡 邦之 氏
◆文化ホールが人を育て、まちの魅力をつくる
 他の都市には無い、高崎の個性的な文化資源は群馬交響楽団と言えるでしょう。群響は、市民、県民が育てた財産であり、群響を生かしながら文化を育てることが高崎の個性になる。音楽センターは、群響を生かすために「ときの高崎市民」が建設し、歴史的に大きな価値を持っている。音楽センターは群響を生かすための限界が指摘され、新しい価値創造の議論が必要だ。この問題は確かに悩ましく、群響を高崎市民が生かしていくための議論が長く後回しにされてきたと感じている。

 高崎経済大学も50年前に高崎市民に作っていただき、市民の声に応えて働きたいと考えているが、50年間、そしてこれからも当時と同じ施設で運営されるなら、学生も教官も集まらない。群響も同じで、50年前の施設を使い続けることを強いることは厳しいのではないだろうか。音楽ホールの世界標準もレベルが上がり、音楽を表現する立場、音楽家の視点から、音楽センターの原点に立ち戻って議論していくことも大切だ。

 高崎市には多くの文化ホールがあり、県内のホールとの間でもパイを奪いあう現実の中で、あえて新しいホールを建設する意味を文化施策として明確に打ち出さないと市民の理解が得られない。群響のコンサートに出かける人は限られているかもしれないが、高崎市のシンボルとしての役割は大きい。美術館に行く人はわずかでも、美術館を否定する人はまれだ。音楽ホールや群響も同様に考えたらどうだろうか。多様な文化を育て、発信していくことが大切だ。

 新ホールでは、群響のリハーサルなども公開し、音楽の職人としてのレベルの高さを多くの人に知ってもらうのも一つの方法だ。芸術家は身近でかつ、すごいという実感を、新ホールを拠点に作り出していけないだろうか。音楽だけでなく、画家やデザイナーなど身近にあるすごさを開拓することが文化政策だと思う。芸術が地域社会で生み出す経済効果、高崎の集客力や魅力と連動させて仕掛けていく意味は大きい。

■ぐんま観光特使・高崎経済大学講師
日本ホテル (株)常勤監査役 佐藤 勉 氏
◆21世紀のシルクロードは新幹線
 私は10年ほど前にJR東日本高崎支社長をつとめ、高崎、群馬の魅力に取り憑かれた。高崎を「とかいなか=都会・田舎」と表現し、東京100kmの立地を生かした都市づくりや観光開発に役立ちたいと考えている。せわしい東京から群馬に来ると、空気がゆっくり流れていて心が癒される。東京、首都圏からの近さがカギになると思う。

 高崎の都市集客は、アジア、北関東、近隣市町村、高崎駅東西と、視点を変えながら考えていくことが大切だと思う。

 まず、高崎と前橋、どちらが勝った負けたという時代ではなく、北関東の拠点エリアとして、ともに歩むべきだと感じている。高崎線の開通が明治17年(1884)、両毛線の開通もその翌年で、絹を輸送し日本の近代化を支える重要な鉄路だった。両毛線は競馬、競輪、オートレース、競艇を結ぶギャンブルラインでもあった。流通では、ヤマダ電機、ビックカメラ、ベイシア、ケーズデンキと、北関東を制するものは全国を制するとも言われている。北関東と言いながらも、現実に移動する人の数は、首都圏間の輸送が圧倒的に多いので、見落としてはならないと思う。

 都市集客では、大きくはアジアから高崎に人を呼び込む発想が必要だ。高崎は日本の中心にあり、太平洋側、日本海側どちらからでも入って来られる。高崎を世界から群馬に迎える玄関口として位置づけ、将来性のある国々を招いて高崎を知ってもらうことが重要だ。そのために、高崎には群馬の全てがわかるような窓口機能、情報集積が求められる。今の高崎、群馬で海外から人を迎える土壌は十分とは言えないが、JR、航空会社、旅行エージェントと協力して進めていかなければならない。

 旅は、交流、文化、経済、健康、教育の要素で構成され、群馬、高崎には全て揃っており、地球と時間をかけめぐることができる。かつて鉄路が絹を運んだが、これからは新幹線がシルクロードとなり、アジアから高崎に人々を運んでくることになるだろう。
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