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高崎がわかるプログ・サイトPart3
200
:
凡人
:2017/07/28(金) 10:03:17 ID:vq4jwV7U0
【高校野球群馬大会】
絆の二遊間、涙で抱擁 健大高崎3年・湯浅大主将
2017.7.28 07:07 Sankei
天下分け目の決戦-。勝たなければならない理由が山ほどあった。前橋育英には4季連続で敗れている。チームは夏の夢舞台で日本一を目指し、努力を重ねてきた。「覚悟はチームの特色」(青柳監督)だ。
「思い切ってやろう」。県内最大のライバルを意識しすぎたとは思っていない。だが、追う一方の試合展開に焦りが募り、消化不良のまま試合は終わった。
最後まで主将らしく、ナインの前で泣き顔は見せなかった。ベンチ裏へ引き上げた後、二遊間を守った安里と抱き合い、涙した。
今年2月、スライディングした際に右手首を骨折。今大会直前まで戦線離脱を余儀なくされた。主将不在の間、安里がチームをまとめ、春のセンバツでは遊撃手を務めた。昨年の夏大会前、2人は「日本一の二遊間になろう」と誓い合った。クラスメートで、寮では隣部屋同士。深い絆にもうなずける。
決勝での個人成績は、安里と同じ1安打のみ。九回に二塁打を放ち、生還したが理想からはほど遠い。「調子のせいではない。打てないのは情けない。申し訳ない」と繰り返した。
職人技のグラブさばきと、50メートル6秒ジャストの俊足を買われ、1年時からベンチ入り。「元気がよく、やんちゃ過ぎた」(母・有美さん)という幼少期から足は速かった。兄の背中を追い、小学3年から始めた野球で、U-18日本代表候補に選出された。
寡黙な主将の献身ぶりを、青柳監督は「立場が人をつくった」と評する。先頭に立つのは得意ではなかったが、111人の部員を立派に束ねた。
「心身ともに大きくなってほしい」。「大(だい)」という名に込められた親の願いを体現する、そんな3年間だった。(吉原実)
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