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高崎がわかるプログ・サイトPart3

137凡人:2017/04/24(月) 08:05:30 ID:zq0qT2Q.0
◆世界に一つだけの型
編集部「それにしても、型って意外に綺麗なんですね。」
編集部「何年ごとに作り変えてるんですか?」

栗原さん「いや、これは約50年前からずっと使っている型ですよ。一回一回シリコンスプレーを塗って手入れしてるんです。型がこれ一つしかないから、かなり丁寧に扱っているんです。」

編集部「マジで!すごすぎ!」

型の所有権は依頼元である内外薬品が持っているとのこと。つまり、型は預かり物なんです。だから、この型は関東プラスチック工業の中でも非常に丁寧に扱っているそうです。

型は関東型(A型)と関西型(B型)で各一個。依頼された当初から同じ型を使っているそうです。50年以上もこんな綺麗に保ち続けるなんて・・・驚きです。

■5.ここから手作業!バリを徹底的に研磨!
ここからは完全に手作業。まずは型を流し込むときにできる、桶の裏側についたしっぽの部分をペンチで取ります。

次に、ペンチで取りきれなかったバリ(成形でできるプラスチックの尖った部分)を入念に研磨していきます。

curving-oke絶妙な力加減で、削っては手で触って確認・・・を繰り返して安全性を高めていきます。すると・・・

真ん中のポッチの部分、こんなに綺麗になりました!販売当初はここまでやっていなかったそうですが、暫く経ってから細かいバリも徹底的に取り除こう、という方針になったのだとか。

風呂に入っていると皮膚も柔らかくなって傷つきやすいから、こういう配慮って嬉しいですよね。ケロリン桶が愛されている理由がわかる気がします。

桶のフチのバリを取り、ナイフで仕上げる

裏側を削ったら今度は横の部分。ここも型のつなぎ目なのでバリができてしまうそう。カマと呼ばれる独自のナイフを二種類使い分けて削ります。

横のバリにカマを当てて、シュルシュルっと削ります。

ケロリン桶を削る
シュルシュルッっと聞こえてきます
すると・・・

こんな感じでバリが取れます。底の角ばった部分も同じく削って、、

お分かりになりますか?桶を持つときに微妙にあたるこの部分がなめらかになってるんです。芸が細かい!

触ってわかるのか比べてみようと削る前の物を持ってみましたが、削る前のものは心なしか手に刺さる感触が。こういったバリ取りや角を取る作業はすごく細かいですが大事な部分です。

しかも、こういう手作業が入るからケロリン桶を作れる人は世界で8人しかいないとのこと。3年程度は修行が必要とか!桶ってこんなに手が込んでいる物なんですね。。

■6.指の感触でバリが無いことを確認し納品
バリを削ったら関東プラスチックでの工程は終わり。あらためて桶全体を手で触りバリが残ってないか確認して、問題なければ納品していきます。

■7.別工場でケロリンを印刷・・!が、企業秘密!
さて、無地のケロリン桶が出来たので次はいよいよ印刷・・と思いきや、実は印刷の工程は企業秘密!

というのも、ケロリン桶はお風呂で使われるもの。普通の印刷方法では何回か使っているうちに印刷したものが消えてしまいます。広告目的の印刷が消えてしまっては意味がないので、印刷技術もかなり工夫しているそうで、特許も取っているそうです。

ざっくり言うと、インクをプラスチックの中まで浸透させる印刷方法を採用しているとのこと。だから、水やひっかきにも強いそうです。
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