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全国都市間競争の現実Part3
375
:
凡人
:2017/11/16(木) 15:21:24 ID:8c5KuWC20
■自動運転ベンチャー続々
10月3日、愛知県刈谷市の複合施設「刈谷ハイウェイオアシス」。運転席に誰も座っていないミニバンが時速20〜30キロメートルで静かにコースを走っていた。愛知県の実証実験で、人間が運転に関与しない「レベル4」の技術を試したのだ。
実験の事業者はアイサンテクノロジー。自動運転に欠かせない高精度の3次元地図に強みを持つ企業だ。
カーナビ用の地図の位置精度はメートル単位だが、高精度地図はセンチメートル単位だ。道路情報を車線単位で管理するほか、標識や信号機の位置なども全て正確に盛り込んである。
自動運転時代を見据えてオールジャパンで高速道路の高精度地図を整備するプロジェクトにも、三菱電機、トヨタ自動車などとともに参画。2018年度までに国内すべての高速道路や自動車専用道路約3万キロメートルを網羅する地図をつくりあげる計画だ。
自動車産業が集積する愛知県。自動運転という新たな技術の登場で、ベンチャーなど新たなプレーヤーが誕生している。
ティアフォー(名古屋市)もその一つだ。東京大学准教授などを務める加藤真平氏が中心となり、15年に誕生した大学発ベンチャー。オープンソースの自動運転ソフトウエア「オートウエア」を使った制御システムの開発に強みを持つ。愛知県の「レベル4」実験でも、アイサンの地図を基に自動車制御システムをつくったのはティアフォーだ。
秋田県仙北市にあるリゾート施設「あきた芸術村」。この周辺の公道でリコーとともに自動運転車を走らせているのがAZAPA(名古屋市)だ。
同社は自動車メーカーでエンジン制御の技術開発に携わっていたエンジニアなど約80人が集まる技術者集団。自動車の制御技術などのノウハウを生かし、自動車分野に参入したい企業を支援する事業を手掛ける。
その技術力を頼って日本を代表する大手企業が接近している。今夏に三井物産の出資を受けた。パナソニックとは電気自動車関連の共同開発をした。
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