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群馬県民スレPart3

513凡人:2017/06/25(日) 06:25:05 ID:43ozVO8k0
凡人が何度も警告したように、こんなことは製糸場が世界登録する前から分かっていたこと。もしも其処から何かを学ぶとしたら、いかに官学民での地域政策が根本から間違っているかの標本をみる。ここでは学に限っていうが、高崎経済大学はまったくシンクタンクになりえていない。「知の拠点化」とはまったく冗談である。実学を表明する優れた大学であったら、将来のあるべき地域の発展をビジョンとして明確に描き、ユネスコ世界登録する前から、そのコストや地域への将来の経済効果を大体の数値ではじきだし、他の地域政策の選択枝をも含め、県や市に地域政策の最善策を提案するであろう。それができて学問としての大学の価値がある。それができて世界に発信できる大学となりえる。大学は就職予備校の一面を持つが、研究機関としての任務が第一である。ところがそうになっていない。県や市の世界登録運動に100パーセント協力し、マスコミと一緒になって提灯行列に参加するだけ。そしてこうして、予想していたどうりの地域経済効果がないとわかると、あたかも知ったかぶりで事後分析の記事を出す。それははっきり言って世界の大学レベルでは通用しない。だれも大学の経営陣は責任をとらないし、それが意識できないまでになっている。すまじい知識の欠如である。高崎経済大学の地域政策学部は世界とすすんで情報交換し、その水準を上げないと、たんなるカルト学部に終ってしまうと凡人はその将来を懸念する。
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富岡製糸場
ブームに陰り 16年度、目標入場者100万人割る 専門家「観光以外も重視を」 /群馬
毎日新聞2017年6月24日 地方版

 2014年6月の世界文化遺産登録から3年を迎える富岡製糸場(富岡市)の観光ブームに早くも陰りが見え始めている。当面の年間入場者目標を100万人としていたが、16年度に大きく割り込んだためだ。世界遺産を核とした地域振興を巡り、市は模索を続けている。

産業遺産の悩み

 05年10月に公開が始まった富岡製糸場の入場者は、世界遺産の暫定リストに記載後、20万〜30万人に増加。登録の14年度には約133万人に跳ね上がった。

 市は16年3月、10年後の年間目標を100万人とする計画を発表したが、その後の減り具合は予想を上回り、16年度は約80万人。維持管理などに年10億円前後を投じる市が採算の目安とする水準まで落ち込んだ。

 産業遺産ならではの悩ましさもある。神社仏閣とは違い壮麗さが物足りず「眺めるだけでは面白みが少ない」(担当者)からだ。満足度を上げるため、歴史背景や遺産としての価値を紹介するガイドツアーに力を入れる。ただ、公開範囲が狭く混雑しやすいためか、足早に通り過ぎる客も目立つという。

 現在公開しているのは敷地の3分の1程度。国宝などの建造物は順次工事に入り、目玉施設が完全な状態で見学できるのは10年以上先だ。担当者は「多くの人に見てほしいが、製糸場は大切に守っていく必要があり、保存修復には時間がかかる」と公開と保存の“ジレンマ”に複雑な心境をのぞかせた。
市内外の期待

 一方で、製糸場を地域活性化の核にという期待は市内外から集まる。

 県は、一緒に登録された周辺の絹産業遺産群の魅力を伝える展示施設を18年度にも製糸場近くに設置。製糸場以外は市外にあり、足を延ばす観光客が少ないためだ。

 製糸場や絹産業と縁のある群馬、埼玉両県の7自治体も昨年「上武絹の道運営協議会」を設立。県を越えた観光圏づくりを目指している。

 富岡市でも外国人観光客向けの免税を導入したが、16年度の利用者はわずか14人。数千円で宿泊できるゲストハウスの整備など市内への経済波及に取り組むが、周囲の期待との板挟みになっているとも言えそうだ。
石見銀山参考に

 「観光客増加だけが喜びなのか」。高崎経済大の佐滝剛弘特命教授(観光政策)は同じ世界文化遺産に登録された「石見銀山遺跡」(島根県大田市)の例を挙げ説明する。

 07年に登録後、周辺の構成遺産を含め年間来訪者が推計値で約80万人に倍増。2年後には約50万人に減ったが、数キロを歩きガイドの話を聞く旅程が好評という。佐滝氏は「周辺に若者が移住したり、店を開いたりと、持続可能な姿にたどり着いたようだ」と分析し、「富岡も絹の専門家が集まる町を目指すことなどを考えてもいい」と観光だけに頼らない地域のあり方を提唱した。

 ■ことば
富岡製糸場

 明治政府が西欧から最新技術を導入し、1872年に設立した官営製糸工場。民営化を経て1987年に操業を停止し、建物はその後、富岡市に寄付された。和洋折衷の様式で建てられた木骨れんが造りの倉庫や繰糸所などがほぼ完全に残り、約5万5000平方メートルの敷地に並ぶ。2014年6月25日、近代養蚕農家の原型「田島弥平旧宅」などと共に「富岡製糸場と絹産業遺産群」として、世界文化遺産に登録された。


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