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群馬県民スレPart3
345
:
凡人
:2017/01/15(日) 10:01:05 ID:0ZaqCPPs0
世界遺産という言葉がいかに相応しくないか。税金その他、大金をかけて修復しても、将来ごく少数しかおとずれることがないと予想が立つ。そんな自治体に生きる若者たちが一番の被害者。さっさと逃げ出して、将来の準備のために若者をキチンと義務教育してくれる自治体に移り住んだほうが、就職する時を迎えたときの身をためだとつくづく思う。
*****
《Sceneぐんま》世界遺産・高山社跡の修復に挑む
2017年1月15日(日) AM 06:00
カンカン、コンコン―。石や木材を加工する音が絶え間なく響く。群馬県藤岡市にある世界文化遺産の高山社跡。江戸期建造とされる長屋門の保存修復は中之条町五反田の町田工業が手掛けている。難題が噴出する現場を監督する武田海見(33)は「世界遺産に刃物を入れる作業は相当なプレッシャー。失敗したら取り返しがつかない」と緊張感を口にした。
明治から大正期の最盛期の姿に復元する高山社跡の保存修復では、母屋に付属する焚屋と外便所が一昨年10月末に完了。続く長屋門の工事は本年度中に終了予定だったが、壁をはがすと想定以上に木材の腐食が進んでおり全解体を伴う工事に変更、新年度中の完成を目指している。
文化財修復で難しいのは元の材料を極力残しながら、当時の工法を用いて修復する点だ。技術も復元する必要があり、現在ではあまり使わない道具も使用する。腐食した部分を取り換える際には、木材にねじれやゆがみがあったり、建材を収める作業に労を費やす。木材を継ぐにも同じ技術を用いるため、金輪継ぎや鎌継ぎなど無数にある工法を覚えなければならない。
修復作業は、先人の一つ一つの加工の跡を確かめ記録を取り、替えた部分は焼き印や墨書きを施す。武田は「面倒くさがりだったり、細かかったり、昔の大工の性格や腕前も見えてくる」といい、入念な確認がより忠実な復元につながると強調する。
この現場で職人の腕の見せどころが「光付け」だ。経年劣化によって、でこぼこに変形した基礎の古石に合わせて土台の木材を加工する。石と木材が密着するように削っては合わせる気の遠くなるような作業を続けている。
長屋門工事はようやく基礎の完了が近づき、春には上棟を迎える見込み。「朝早いし地味な仕事が多い。ただ自分が携わった建築物が数百年残っていくことは、大きなやりがい」。15年の職人歴を経て感じた魅力に胸を張った。
富沢家住宅や榛名神社拝殿など数々の重要文化財を修復してきた町田工業。伝統的建築物に携わる職人は10人ほどいるが、高齢化は進んでいる。社長の町田茂(72)は「経験と技術を生かし、文化財と古き良き建物をいつまでも残せるように、後進の育成に努めている」といい、「今年は若い職人が一人入ってくれる。少しずつ増やしたい」と語る。
大規模な文化財修復に当たり、藤岡市は建材調達などにも苦労した。外便所の工事では、基礎に使う多胡石が市場に流通しておらず職員が石材店を探し歩いた。長屋門の瓦は市内に唯一残る伝統的なだるま窯で焼き上げる。ただ、文化財保護課長の軽部達也(53)は「かつての技術やノウハウを蓄積できる良い機会。建築課員にも参加してもらっている」と意欲的だ。
文化財の保存整備によって、次代に引き継がれるのは建物だけではない。失われつつある伝統技術を後世に残し、保存に携わる多くの人材を育んでいる。(敬称略、三神和晃)
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