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群馬県民スレPart3

204凡人:2016/10/17(月) 05:50:51 ID:klkkYU9.0
キーン氏「先生」語る…恩師と合わせ企画展
2016年10月17日Yomiuri

恩師・角田柳作との思い出を語るキーン氏(16日、高崎市保渡田町の県立土屋文明記念文学館で)

 ◆土屋文明記念文学館

 津久田村(現渋川市)出身で、米コロンビア大で日本文学などを教えた角田柳作(1877〜1964年)と、その教えを受けた日本文学研究者ドナルド・キーン氏(94)の業績などを紹介する企画展が、高崎市保渡田町の県立土屋文明記念文学館で開かれている。16日にはキーン氏を招き、記念講演が行われた。

 角田は、早稲田大の前身にあたる東京専門学校を卒業した。国内で教員などを経験した後、米国に渡った。1931年からコロンビア大で教壇に立ち、学生たちから「SENSEI」と呼ばれ、キーン氏ら多くの日本研究者を育てた。

 大学院で角田の「日本思想史」の講義を受講したキーン氏は、55年から同大で日本文学を教える傍ら、頻繁に来日し、川端康成や三島由紀夫らと交流を深めた。古典や現代文学など数多くの作品を英訳するなどして、日本文学を世界に広めた。

 同館は角田とキーン氏を改めて紹介しようと、開館20周年の記念事業として、企画展や講演を開催した。

 キーン氏は16日の講演で、日本文学に興味を持ったきっかけが「源氏物語」の英訳だったことや、コロンビア大時代の角田との思い出話を語った。

 「日本思想史」を受講する学生が自分一人だけだったという、有名なエピソードも披露。「何も知らない学生に貴重な時間を費やす必要はない」と辞退を申し出たキーン氏に、角田は「一人の学生でも十分です」と答えた。当時のやり取りを語りながら、キーン氏は「先生の言葉に感激した」と懐かしんだ。

 自分のためだけに毎週、講義の準備をしてくれた角田について、キーン氏は「先生への感謝が年を取るごとに増している」と述べた。「ほかの先生は『○○先生』と名前をつけて呼んでいたが、角田先生はただ『先生』だった」と、講演を締めくくった。

 企画展の会場には、角田が兄に送った手紙、中学時代に自作した漢詩などが書かれた直筆の作品集、キーン氏が日本で交流した作家と一緒に撮った写真など約300点が並ぶ。


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