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群馬県民スレPart3

195凡人:2016/10/10(月) 10:45:57 ID:nzYT79dg0
【上州この人】
富岡市地域おこし協力隊員の染織作家・浜田綾乃さん
2016.10.10 07:04 産経

 ■「絹で遊ぶキッカケ」伝えたい

 今月1日付で富岡市の7人目の地域おこし協力隊員となった浜田綾乃さん(40)。染織作家として京都市で活動を続けてきたが、夫の康夫さん(47)とともに群馬に移り住んできた。これからの活動や抱負などを聞いた。(椎名高志)
                   ◇

 --隊員に応募した経緯を教えてください

 「主人ともども田舎暮らしに憧れていて、富岡市のホームページで募集を知った。隣の安中市には両親が住み、まだ子供はいないがいい環境の所で子育てもしたいと応募した。男性が田舎に憧れても奥さんが都会を離れることに難色を示すケースが多いが、私たちは価値観が一致した。主人はゆくゆく飲食業や宿泊業をやれたらと思っている」

 --富岡にはどんな印象を持っていますか

 「日本の文明開化の時期に栄えた所なので、日本の文化とヨーロッパの文化が入り交じりおしゃれでレトロなイメージがある。街のあちこちにはそういう要素が残るのに生かし切れていない印象も若干ある」

 --富岡製糸場は見学されましたか

 「駆け足で見たが、よくこれだけの規模のものを長い間維持してきたな、と尊敬の念を持った。文化レベルの高さにも驚いた」

 --隊員としてのメーン活動は?

 「富岡で作られた繭を糸にして染めて織り、製品化すること。観光客らが手に取ってみて自分の生活の中に置きたいと思うものを作りたい」

 --具体的にはどんな商品になりますか

 「今までは着物と帯しか作ってこなかったが、もう少し身近に感じられるようなバッグや小物を作りたい。絹の名刺入れなど男性にも使ってもらえるものにも取り組みたい。絹はとても強い繊維なので、加工次第ではいろいろなものができる」

 --他に考えている活動はありますか

 「染織作家になるためには工房の環境を整えなければならないが、それには一定の準備期間が必要。その間に、絹を使ったアクセサリー作りや小さな卓上織機での織物体験など『絹で遊ぶキッカケの提供』を考えている」

 --養蚕作業から始めるのですか

 「養蚕と製糸はプロの方にお任せしたい。それぞれの方とコミュニケーションを図り、染織作家がどういう糸を求めているのか伝えるのが大切なことと思う」

 --ご自身はどんな糸を求めますか

 「お蚕さんが健康な環境で育ったものであること。そうした繭から出てくる糸は太くてしっかりしており、切れにくい。結び目も少なくなり仕上がる糸は良質なものになる。染めの作業も織りの作業もしやすくなり、良質な織物が生まれる」

 --隊員としては最長3年間の活動ができますが、その後は?

 「富岡の人はとてもフレンドリー。より長く富岡に住む。できれば定住したい」
                   ◇
【プロフィル】浜田綾乃

 はまだ・あやの 昭和51年9月、静岡市出身。日本大学経済学部を卒業後、英国への語学留学や設計事務所勤務などを経て平成14年から8年間、長野県松本市で染織作家の内弟子として修業。21年から2年間、青年海外協力隊員として中米ホンジュラスで織りの技術指導に取り組む。24年6月に結婚、京都市で染織作家として活動。


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