群馬県民スレＰａｒｔ３

164：凡人：2016/06/26(日) 00:17:21 ID:.nF1.fcU0: 「世界の宝」課題なお　「富岡製糸場と絹産業遺産群」来訪者１５．９％減【群馬】
2016年6月25日東京中日

世界文化遺産の価値や魅力を発信し続けることができるか＝富岡製糸場で

　「富岡製糸場と絹産業遺産群」が二〇一四年六月二十五日に世界文化遺産に登録されてから丸二年。一五年度の来訪者は計約百二十二万三千人で、前年度比１５・９％減だった。登録時の過熱感が薄れる中で、リピーターや新たな観光客を呼び込む価値や魅力を発信し続けることができるか。構成資産を抱える自治体は正念場を迎えている。　（大沢令）

　登録された一四年度に比べ１４・４％減ったものの、百十四万四千人の来場者を集めた富岡製糸場（富岡市）。今年からは西置繭所の保存修理や非公開だった東置繭所二階の様子を一般公開した。三月には年末を除く通年開場に踏み切った。

　創業時に動力源だった蒸気機関「ブリュナエンジン」レプリカの動態展示などの目玉も準備し、新たな話題作りにも力を入れている。

　岩井賢太郎市長は二十日の定例会見で「（本年度は）八十万人から百万人が目標」と来場者の減少を見込んだ上で「個人客の減少にどう対応するか。行政も含めてもう一歩のおもてなしが必要」と課題を述べた。

　構成資産への足の確保も依然として課題だ。

　大島登志彦高崎経済大教授（交通地理学）は四つの資産にアクセスする鉄道やバスなど公共交通の時刻表を作り、案内所などに配布して観光客に好評という。

　「富岡製糸場以外の構成資産への足は極めて不便で、情報も周知されていない。二次交通のアクセス方法や時刻表などを観光客の目線で案内していくことが重要だ」と指摘する。

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