したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

群馬県民スレPart3

16凡人:2016/02/04(木) 11:36:32 ID:DZ5356bE0
再興なるか 2016前橋市長選 (下)市街地の再生計画【群馬】
2016年2月4日東京中日

再開発の動きが活発化している中心市街地。手前は県庁前通り=前橋市で

 「中心街は商店や病院が近く、車がなくても生活できる。川のほとりで雰囲気も良い。この辺りはマンションの新築物件も少なく需要は高いはず」

 前橋市の中心市街地を流れる広瀬川沿いにある同市城東町の一角。飲食店や古い建物、平面駐車場が混在するこの一角は現在、住居をメーンにした複合ビル建設に向け、地盤調査など再開発の準備が進む。このビルを施工する住友不動産(東京)の石崎博史副社長補佐はこう期待を込める。

 この複合ビルは早ければ二〇一八年度中に完成する予定。同社が入居を見込むのは主に県内のシニア世代だ。高度経済成長やバブル期に郊外に広がったマイホーム。その住人たちがシニアになり、公共交通や買い物の利便性が高いまちなかに住み替える「都心回帰」が進むとみている。

 またこのエリアは、市が昨年五月、民間主導による再開発を促すために策定した「市街地総合再生計画」の対象地域。今回の再開発事業も、調査設計や既存の建物解体などで国と県、市から補助金が出る。石崎さんは「再生計画が事業化の後押しになった」と話す。

■空洞化に歯止めを■

 再生計画を策定したことで、再開発で補助金を受けられる敷地の面積要件が大幅に緩和された。これにより少数の地権者でも再開発を検討できるようになり、協力の輪を広げてまとまった土地が用意できれば、大型再開発にもつながる。市はこの計画を呼び水に民間主導の再開発を推し進めたい考えだ。

 この背景には、中心街の空洞化に歯止めがかからない現実がある。市によると、中心市街地の居住人口は一月末現在で約一万五千人。一九七〇年と比べてほぼ半減した。商店数は二十五年前より約六割減り、オフィスビルの空室率は39%に上る(一三年時点)。この地域の建物の七割が旧耐震基準の一九八一年より前に建てられており、街の“新陳代謝”が進まない実態は喫緊の課題といえる。

 市は高齢化と人口減少対策で、商業施設や住宅などを中心部に集める「コンパクトシティー」の推進を目指す。再開発によりまずは居住人口を増やしたい考えで、市街地整備課の担当者は「まちなかの人口が増えれば商店街での消費が増えて好循環が生まれるはず」と期待する。

■再開発の動き活発■

 市などによると、JR前橋駅北口周辺で五階建てのマンションが三月ごろに完成する予定。県庁前通り一帯でも、住居と店舗を備えた複合ビルや周囲の景観整備を含めた連続再開発事業の検討が複数の地権者らの間で始まっている。市への相談はこれ以外にもあり再生計画の策定以降、「予想以上の反響」(担当者)で再開発の動きが活発化している。

 ただ再開発の流れが今後加速するかは未知数だ。地権者やデベロッパーなど民間に頼る部分が大きく、市の担当者は「民間は採算性をシビアに見てくる。継続的に再開発に手を挙げる事業者が出てくる保証はない」と認める。「今後もこちらから積極的にアプローチしていきたい」と意気込む。

 前橋駅北口では、イトーヨーカドー前橋店が一〇年に閉店。ビルは全面改装され一二年に複合商業施設「エキータ」が開業した。近くで、旅館とカラオケ店を営む七十代の男性は「イトーヨーカドーに比べて、エキータの利用者は少ない。前橋の玄関口である駅前のにぎわいは高崎市と比べて寂しい限り。行政は民間ばかりに期待しててよいのか」と厳しく指摘した。 (川田篤志)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板