したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

群馬県民スレPart3

12凡人:2016/02/03(水) 11:13:39 ID:MifDCzTU0
再興なるか 2016前橋市長選 (中)人口減対策にCCRC構想【群馬】
2016年2月3日東京中日

サービス付き高齢者住宅で、知り合いの女性住人と談笑する鈴木さん(右)=金沢市の「シェア金沢」で

 前橋市は、人口減少対策の総合戦略の柱に「前橋版CCRCの推進」を盛り込む方針だ。米国発祥のCCRCは、住居や介護・医療施設が集積した地域で、高齢者が自立して生活できるうちに移り住み、介護が必要になった場合もケアを受けながら暮らし続ける仕組み。首都圏の元気な高齢者の地方移住を促す、政府の地方創生戦略の柱でもあり、新潟県南魚沼市など各地で整備が検討されている。

 前橋版CCRCの拠点候補は、二〇一八年に上川淵地区に移転する前橋赤十字病院の現在地(朝日町)。市は、既に日赤や県と意見交換を始めている。

 敷地は約三・八ヘクタール。具体的な整備内容は未定だが、イメージでは病院やデイサービスなどの医療・介護施設、安否確認などの見守りが付く「サービス付き高齢者住宅」(サ高住)を併設。生涯学習や運動などができる場所も想定される。子育て世代の移住を期待した一般住宅も整備し、医療介護などは地域住民も利用できるようにしたい考え。

 整備・運営する主体は、企業や医療・社会福祉法人など民間事業者を想定する。市は現在、実際に手を挙げる事業者がいるかなど構想の実現可能性を調査中。三月までに出る結果次第で、一六年度に基本構想・計画を策定する予定だ。

■先進地・金沢では■
 CCRCは既に民間で取り組みが始まっている。JR金沢駅から車で約二十分ほどの住宅街にある「シェア金沢」(金沢市)。約二年前、社会福祉法人「佛子園(ぶっしえん)」が開設した。

 国立病院跡地の約三・五ヘクタールには約三十の建物が並ぶ。サ高住は六棟(計三十二戸)あり、六十〜九十代の計四十人が入居。うち半数は首都圏や関西からの移住者だ。三月には空きがなくなる人気で、多くの関係者が視察に訪れる。

 入居者のうち数人は要介護・支援の認定を受けているが、敷地内には訪問介護事務所もあり、ケアが受けられる。ほかに学生や障害児が暮らす住宅、地域住民にも開放された温泉施設や日用品の売店、運動場、レストランなどが併設され、多世代が交流する。

 サ高住の住人で、昨年四月に神奈川県横須賀市から移住した鈴木総七郎さん(73)。二年ほど前、妻に病気で先立たれた。長女や長男に迷惑を掛けたくないと、「厚生年金でやりくりできる」などの条件から選んだ。今は敷地内の障害者施設で介護職員として週四日働くほか、売店でのレジ打ち、菜園で野菜を育てるなど忙しく生活する。「人との交流で張り合いが生まれ、健康維持につながっている」

■住民との摩擦懸念■
 鈴木さんは自炊しており、近所での買い物など食費に月三万円使う。移住先の自治体にはこのような経済効果も期待される。一方で、特別養護老人ホームなど介護施設の不足なども懸念される。前橋市には現在、千二百人を超える特養の入所待機者がいる。移住者が増えいずれ介護が必要になった時、地域住民と入所をめぐる“争い”や介護人材の不足を招く恐れがある。

 前橋市の担当者は「まずは日赤跡地のCCRC構想が実現可能なのか。実際に手を挙げてくれる事業者がいないと何も始まらない」と話す。シェア金沢の奥村俊哉施設長は「整備費は二十一億円かかった。うちは二年後、ようやく単年度収支が黒字になる見込みで、運営は楽ではない。今は建設費も高騰しており、事業者も慎重になるのでは」と指摘した。

  (川田篤志)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板