群馬県民スレＰａｒｔ３

105：凡人：2016/03/03(木) 12:23:28 ID:1h3K8A8Y0: 前橋市「花燃ゆ大河ドラマ館」に１４万６０００人　入場者は目標の半数以下【群馬】
2016年3月3日東京中日

県令服を着て記念撮影ができるコーナーもあった＝昨年１月、前橋市で

　前橋市は、昨年のＮＨＫ大河ドラマ「花燃ゆ」にあやかった観光誘客の一環で、県庁昭和庁舎内に開設した「ぐんま花燃ゆ大河ドラマ館」の累計入場者数が、目標の半数以下にとどまる約１４万６０００人だったと発表した。ドラマの視聴率が低迷したことなどが要因とする。一方で、市内への観光客数は前年より大幅に伸びており、「花燃ゆ」効果が底上げにつながったとみている。　（川田篤志）

　ドラマは、吉田松陰の妹でヒロインの杉文の再婚相手が、初代群馬県令の楫取（かとり）素彦だったことから、全五十話のうち終盤の十話の舞台が群馬だった。ドラマ館は、前橋市や関係自治体などでつくるプロジェクト推進協議会が開設。昨年一月から今年一月末まで、撮影で使った衣装や小道具などを展示した。

　市の集計によると、入場者数はおおむね毎月一万人前後で推移。群馬に舞台が移った昨年十月と十一月は約二万人に増えたが、目標の三十万人には遠く及ばなかった。市は入場者低迷の理由に、低視聴率のほか▽県内ロケがなかった▽集客が期待できた十一月の十四、十五日の土日曜が施設点検で休館になった－を挙げ、「後半の追い上げが鈍化した」と分析した。

　市は、二〇一四、一五年度の二カ年で花燃ゆ関連の予算を約三億七千万円計上した。うちドラマ館関連は約一億七千百五十万円。入場料収入は一億円を見込んでいたが、半分ほどにとどまったという。

　ドラマ館の当ては外れた一方、市内観光客と経済効果は予想以上に増えた。

　ドラマ館近くにある楫取ゆかりの迎賓館「臨江閣」の昨年約一年間の入場者は前年比三・八倍の約十万人に増えるなど、昨年の市内への観光客数は前年比９・６％増の約六百六十九万人。市は増加分の約五十九万人を基に、放送に伴う市内全体の経済波及効果を約三十九億円と試算した。当初目標は十五億円だった。

　市によると、過去に大河ドラマの舞台となった自治体の観光客の増加は４％ほど。担当者は「首都圏に近く、前橋に観光地の伸びしろがあったのでは」と分析。「ドラマ館でほぼ全国から集客できたのは大河ドラマの効果。市民が地元の歴史に興味を持つきっかけにもなった」と成果を強調した。

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