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高崎の野蛮人たち
517
:
凡人
:2016/08/15(月) 00:31:13 ID:KzEHjW/I0
性暴力
群馬の被害者支援拠点、寄り添い開設1年
毎日新聞2016年8月14日 13時13分(最終更新 8月14日 13時13分)
電話を受ける専門相談員。ソーシャルワーカーなどの経験がある=群馬県高崎市で
性暴力被害者らの相談・支援拠点として群馬県内で初めて設置されたワンストップ支援センター「Saveぐんま」(高崎市)が6月、開設から1年を迎えた。相談件数は年間575件。設置した県は「今までどこにも相談できなかった被害が顕在化し、支援につなげられた」としている。今後、さらに周知を図るとともに、相談員の養成や関係機関との連携強化に力を入れる。【鈴木敦子】
ワンストップ支援センターは、性犯罪や性暴力の被害者が支援を1カ所でまとめて受けられる施設。医療やカウンセリング▽警察への同行などの援助▽必要に応じて他の支援者に橋渡し--などを行う。
性犯罪の被害者は、病院や警察などにそれぞれ出向き、その都度、被害状況を説明させられたり、「どうして逃げなかったの」と被害者に落ち度があるかのような職員の対応にかえって傷付けられる「2次被害」が問題となっている。窓口を一本化したセンターが必要とされ、国は、各都道府県に少なくとも1カ所設置するよう促している。
県内では昨年6月25日、高崎市の産婦人科病院「佐藤病院」にセンターが設置された。専門の相談員2〜3人が常駐し、平日の午前9時〜午後4時、電話や予約による来所で相談を受け付けている。それ以外の時間帯は、同病院が対応する。被害者は1事案につき、カウンセリング3回、法律相談1回までが無料で受けられる。
県人権男女・多文化共生課によると、今年6月末までの約1年間で、寄せられた相談は延べ575件。このうち5件は警察に被害届を提出した。産婦人科医や精神科医、弁護士やソーシャルワーカーにつないだケースもある。
相談内容は、強制わいせつなどの性犯罪や、痴漢、DV(ドメスティックバイオレンス)、ストーカーなど。相談者は、被害者本人▽家族▽児童相談所などの関係機関--がそれぞれ3割程度で、未成年の被害に関するものが3分の1を占めた。男性の被害もあった。
2012年版犯罪白書によると、性的事件の被害者のうち警察に申告したのはわずか18・5%。「誰にも知られたくない」「早く忘れたい」という心理や、2次被害への恐れなどから、性暴力被害は潜在化しやすく、被害者が一人で苦しみ続けるケースが少なくない。県は「被害者の希望を聞き、寄り添った支援を継続していきたい」と話している。
佐藤病院のほか、県内13市町に計31カ所の協力病院がある。センターの詳細は(
http://savegunma.jp/)
。
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