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高崎の野蛮人たち
290
:
凡人
:2015/05/01(金) 18:44:29 ID:zll/WUzM0
群馬大病院 承認取り消し 病院長「重く受け止める」【群馬】
2015年5月1日東京中日
腹腔鏡(ふくくうきょう)手術を受けた患者八人が亡くなった問題で、特定機能病院の承認取り消しが決まった群馬大病院(前橋市)の田村遵一病院長らは三十日、記者会見し「非常に重く受け止め、信頼回復に努めたい」と話した。地域医療の拠点病院への厳しい処分に、患者からは「きちんと説明を」「不安だが任せるしかない」との声が上がった。
田村病院長は、取り消しで年間数億円の減収になるとしたが、「診療体制は変わらず、患者が診療を受けられなくなることはない」と強調。事故が繰り返された病院の体制を総合的に検証するため、学外委員による「改革委員会」を設置したと発表した。執刀医の全手術の死亡例を調査することも明らかにした。
この日、通院で訪れた榛東村の六十代女性は「患者にも説明してほしい。信頼回復は難しいのではないか」。乳がん手術を受ける前橋市のパート女性(58)は「県内では他に手術できる場所がなく、不安だが任せるしかない」と話した。
◆遺族「二度と起きない体制を」
「全国の模範となるような病院に変わってほしい」。腹腔鏡手術を受けて亡くなった患者の遺族は、特定機能病院の承認取り消しは当然とする一方、今後、再生の道を歩むよう訴えた。
手術後に死亡した七十代女性の遺族は被害対策弁護団を通じ、「同じような事故が二度と起きないような体制づくりを希望する」とのコメントを発表した。
同病院では、同じ医師(退職)が執刀した開腹による肝臓切除手術でも十人が死亡。このうち八十代男性の遺族は「診療行為や術後の対応からして、いったん取り消されるのは仕方がない。体制を改善し再度承認を受けられるようになってほしい」と述べた。
弁護団の団長、安東宏三弁護士は、病院が死亡症例をきちんと検証していなかったことを問題視し、「検討されていれば事態は防げたのでは」。厚生労働省の審議会分科会もその点を指摘しており「報告体制が不十分で組織横断的な対応もしなかった」と批判した。
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