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高崎の野蛮人たち

155凡人:2014/01/26(日) 12:04:27 ID:cg202kqA0
冷凍食品農薬混入(上)農薬混入4回、突然の失踪決め手 待遇・上司に不満か 【マラチオンの衝撃】
2014.1.26 07:51 Sankei

アクリフーズ群馬工場の内部。商品の包装がほぼ完了し、外袋に穴や傷などがないかを従業員が確認している=平成24年12月(冷食タイムス提供)

 待遇への不満が「フード・テロ」につながったのか。アクリフーズ群馬工場(群馬県大泉町)の冷凍食品に農薬「マラチオン」を入れたとして25日に逮捕された阿部利樹容疑者(49)。捜査網が狭まる中、突然の失踪が逮捕の決め手に。厳しい管理下の密室で大胆にも4回にわたり農薬を混入していた。

 「不審な男がいる」

 きっかけは1本の110番通報だった。冷凍食品にマラチオンが混入されたアクリフーズ群馬工場から東南へ30キロ余りにある埼玉県幸手(さって)市内の駐車場近くからかけられていた。

 24日午後8時ごろ、通報を受け、埼玉県警の捜査員が自転車に乗ってうろついていた男に声をかけた。すぐに阿部容疑者と判明する。軽装で、着替えなど約10日間の“逃亡”に必要となりそうな所持品はなく、「自転車で群馬に帰る」「頭が痛い」などと話した。今月14日から行方不明となっていた。

 阿部容疑者は昨年10月3〜7日、4回にわたり「みなさまのお墨付きミックスピザ」「チーズがのびーるグラタンコロ!」「チーズがのびーるチキンナゲット」「とろーりコーンクリームコロッケ」にマラチオンを混入したとされ、県警の鑑定で1ppm未満〜430ppmの濃度で検出された。

◆2交代制で勤務

 事件は昨年12月29日に表面化。当初から内部犯行説がささやかれてはいたが、県警はどうやって阿部容疑者にたどりついたのか。

 県警は、まず製造から包装までのどの段階で混入されたのかを捜査。マラチオンは工場1、2階のピザやフライ、コロッケの製造ラインで検出されていた。工場では従業員約300人が2交代制で勤務。別々の部屋で仕切られた各ラインは常時複数人で担当し、1人になる機会はなかった。

 複数の従業員は「作業着にはポケットがなく、私物を持ち込むのも難しい」と証言する。ただ、ある男性従業員は「袖口などにポリ袋を忍ばせることはできたかもしれない」と明かす。

 食品加工後は全ての商品の包装は仕切りのない包装室で行われていた。コロッケの一つは、アクリ社調査で外側の衣部分からマラチオンが2万6千ppmの高濃度で検出されたのに対し、内側は4千ppmだったため、加工後から、包装直前に混入された疑いが強まった。

 問題は一貫してピザのラインで生地を生成する「クラスト班」だった阿部容疑者が、どうやって担当外の部署で混入できたかだ。

◆点と点つながる 

 県警幹部は「阿部容疑者が包装室に入れないことはないが、勤務としては入らない」と話す。混入方法は不明なままだが犯行時間帯は特定できた。マラチオンが検出された商品は別々に製造されていたが、2時間単位の製造時間帯が判明した。この全てに立ち会っていた従業員は数十人で、阿部容疑者も含まれていた。

 だが立件するには混入したことを示す明確な証拠が必要だ。混入と容疑者という「点」を「線」で結ぶことが不可欠になる。「包囲網」が狭まる中、阿部容疑者が県警の聴取を受けた後、突如、行方をくらましていたことが判明。所持品からもマラチオンが検出された。点と点がつながった。

マラチオン ハダニやアブラムシなど多くの害虫を駆除する有機リン系の農薬。農作物の保護や収穫後の保存など広く使われ、家畜飼料や小麦・トウモロコシの加工品に残留していることが多い。黄色っぽい液体で、特徴的な刺激臭がある。神経に作用して興奮させるため、昆虫には強い毒性を示す。人の体内では速やかに分解、排出されるため毒性は低いが、口から摂取すると下痢や吐き気などの症状が出ることがある。人が1日に摂取してもよいとされる量は、体重1キログラム当たり0.02ミリグラム。


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