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俺は小説家を目指している。
299
:
某経大生
:2007/02/25(日) 06:48:06 ID:xhMWFQuA
彼女は小さな引き戸を開け、ぞうりを脱いで敷石の脇にそろえて置くと、着物のすそを軽く手で押さえながらすべりこむようにミニチュアのような空間の中に入った。
『先程の風呂敷包みをかしてください。』
彼女の動きに目をやりながら、じっと立ったままの俺は、さっき預かったものを手渡した。
入り口が狭いので彼女の顔は見えなかったが、白い指先はよく見えた。
『どうぞ、お入りになって。』
落ち着いた口調で言われると、こちらは緊張して胸がドキドキした。
狭い入り口にぶつかったりしないように、頭を低くして下を向いたまま上がり込むと、後ろを向いて引き戸を閉じた。
『あなたとわたし、二人きりよ。』
『・・・』
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